エリンギ

アラフィフ女性。翻訳業やアルバイトを経て、40歳から会社員。趣味はランニング、読書、昭和期の映画を観て女優さんたちの美しさにうっとりすること。 うつ病の他、吃音(きつおん、どもり)もあり。

エリンギ

アラフィフ女性。翻訳業やアルバイトを経て、40歳から会社員。趣味はランニング、読書、昭和期の映画を観て女優さんたちの美しさにうっとりすること。 うつ病の他、吃音(きつおん、どもり)もあり。

マガジン

  • うつ闘病記 ~~2019年3月から12月まで~~

    ある日突然発症したうつ病の記録。初期(2019年)の体験をまとめました。

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1歩ずつ、1歩ずつ――うつの私に癒しをもたらすランニング

はじめまして ご訪問いただきありがとうございます。エリンギと申します。40代会社員です。 2019年に発症したうつ病と、その回復を助け、心と体を整えてくれるランニングについて、このnoteで発信していきたいと思います。 うつとのつき合いを支えてくれるランニング 2019年3月。 ある日突然、猛烈な恐怖心と不安感に襲われ、パニック状態に陥りました。ほどなくして心身共にあらゆる症状が表れ、坂道を転がり落ちるように悪化していき、心療内科でうつ病と診断されました。 どん底まで落

    • 人生最初で最後の(?)クレーム電話

      30代半ばだった15年ほど前、人生で初めてクレームの電話をかけたことがある。 その時のことをなんとなく書きたくなったので、以下に綴ってみる。 ◆◆◆ 電話。 それは吃音(きつおん、どもり)のある私にとって、何より苦手なものの1つである。 対面で話すのはまだましだが、電話となると声だけが頼りである。 表情やジェスチャーを交えず、相手の表情も見えない状況で、声のみで用件を伝えなければならないことは非常にハードルが高い行為で、長年にわたり辛酸をなめてきた。 そんな私がとある

      • デエビゴ服用開始から3日経って

        睡眠導入剤をユーロジン(エスタゾラム)からデエビゴに変更して3日経つ。 変える前は悪夢、金縛り、幻聴といった副作用が出ると聞いて恐れおののいていたが、とにかく飲んでみなければ効果も副作用もわからない。 今週水曜の夜に思い切ってデエビゴ服用を開始した。 まだたったの3日だけれど、ひとまず睡眠の状態、見た夢、日中の調子を記してみる。 ◆◆◆ 服用1日目 睡眠 床についてからおそらく10分以内で入眠。 朝までに2回、目が覚めたが、予想以上にぐっすり眠れた。 起床時の倦怠感

        • 「デエビゴに変えてみましょうか」と言われたけれど

          先週の土曜日に心療内科でここ1か月の睡眠状況について話していた時、主治医がふいに言った。 「デエビゴという良いお薬があるんですけど、それに変えてみましょうか?」 デエビゴ? 聞いたことある名前だ。noteの記事でも時々見かけるなー。 と、ぼんやり思っていると、主治医がさらに言った。 「ただ、デエビゴは悪夢を見やすいんですよね」 えっ、そうなの? 先生、そんなサラっと言わないで(笑) ◆◆◆ これまで5年以上にわたり心療内科で睡眠導入剤のユーロジン(エスタゾラム)を

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        • うつ闘病記 ~~2019年3月から12月まで~~
          11本

        記事

          国会図書館で昭和を想う土曜日の午後

          今日は午前中に心療内科へ行った後、調べ物をしに国会図書館へ向かった。 昔の恩師の依頼で、ある1人の日本人が終戦後に南方から復員したことを証明する資料を数年前から探し続けている。 その主なリサーチ場所が国会図書館だ。 ◆◆◆ 混乱を極めた終戦後の日本では、戦地から帰国した人々の公式の記録や名簿は十分に作成されておらず、断片的な資料が散逸しているらしい。 恩師からは時間をかけていいからと言われているが、でもいずれは絶対に見つけてねと無言の圧(?)をかけられているので、なん

          国会図書館で昭和を想う土曜日の午後

          稲毛海浜公園で30kmランをご機嫌で完走

          11月3日(日)、稲毛サンセットビーチマラソンの30kmの部に参加した。 前夜の睡眠時間は4時間半ぐらい。 体調は可もなく不可もなく。 が、行きの電車の中ではまぶたと体が重く、これはマラソン大会で不調に終わるパターンだなと少し嫌な予感を感じつつ、始発電車で千葉へ向かった。 ◆◆◆ 7時半頃に開催地の稲毛海浜公園に到着。 入口から入っていくと、可愛らしい鉢植えの花々が見えてきた。 受付場所の中央芝生の広場に到着し、用意されていたビニールシートに腰を下ろし、ツナマヨおに

          稲毛海浜公園で30kmランをご機嫌で完走

          1週間後に30kmを走るというのに

          11月3日(日)に千葉で開催される「稲毛サンセットビーチマラソン」の30kmランに参加予定である。 当日まで1週間を切り、この土日はそれぞれ10〜15kmぐらいは走っておこうと思っていた。 だが、ここに来てどうも気力体力が出ず、昨日はサボってまったく走らなかった。 さすがに今日は頑張らねばと思いつつも、どうにも体が重い。 うー、どうしよう・・・。 しばらく考えた後、何もしないよりはましと、10kmウォーキングすることにした。 ◆◆◆ 30kmレースに向けてなんとなく

          1週間後に30kmを走るというのに

          ダンベルを買って脚線美を目指すアラフィフ

          マラソン大会に向けた筋力トレーニングのためにダンベルを購入した。 これまで器具を使わない自重トレーニングを30分程度やっていたが、なんとなく物足りないような気がしてきて、自重トレーニング以外にもダンベルを使用する筋トレを加えることにした。 ↓みたいなケトルベル式とどちらにしようか迷ったけれど、とりあえず一番シンプルなのを選択。 ネットで調べてみたら女性は2~3㎏が良いとのことだったので、3kgを購入した。 届いた箱を開けてさっそく持ってみる。 うっ!けっこう重い。 在

          ダンベルを買って脚線美を目指すアラフィフ

          豊洲で走って浸かって食べてきた

          10月13日(日)、豊洲千客万来マラソンに参加した。 当日は快晴。午前中の気温は22~25度の予報で、暑くなるのが少々心配だったけれど、心身共に調子は悪くなく、意気揚々と開催場所へと向かった。 ◆◆◆ これまでは5年半前に発症したうつ回復と、回復後のコンディション維持のためにゆるゆるとランニングを続けていて、たまに10kmレースに参加したりしていた。 一応、制限時間(1時間30分)以内の完走を目指しながらも、スタートからわずか3km地点あたりで歩いてしまったり、途中リタ

          豊洲で走って浸かって食べてきた

          エリンギさんがなぜここに?

          先日、後楽園ホールにボクシングの試合を観に行った。 元々ボクシングは痛いし怖いし苦手と思っていた。(プロレスは平気なのに笑)。 が、「青コーナー〜〜、赤コーナー〜〜」というアナウンスが場内に響き渡り、スポットライトが当たるリング上で鍛え抜かれた肉体同士がぶつかり合う光景を初めて目の当たりにして、ボクシングというスポーツの美しさに目覚めてしまった。 ◆◆◆ ほとんどがデビュー戦となる若い選手たちの戦いが次々に続く。 女子の一戦もあり、だいぶ年上のほうの選手が若い選手に

          エリンギさんがなぜここに?

          9月のランニング記録とご褒美スイーツ

          いつまで残暑が続くのかとヒーヒー言いながら走り続けていたら、ようやく過ごしやすい気候になってきた。 ◆9月の記録◆ 走った日数:14日 走行距離:126km 坂道トレーニング:1回 筋トレ:5回 8月のランニング日数は17日、走行距離は151kmだった。 9月はもっとガンガン行くぞと張り切っていたが、予想外に失速してしまった。 ◆◆◆ 9月の間、走行距離についてモヤモヤが続いていた。 いつも近所の某医療機関の敷地周りを通常4周(疲れている時は3周、不調の時は2周)

          9月のランニング記録とご褒美スイーツ

          秋の夜「極悪女王」に感涙す

          Netflixで9月19日から配信されているドラマ「極悪女王」を観た。 1980年代に女子プロレス旋風を巻き起こした稀代の悪役レスラー、ダンプ松本の半生を描いた全5話の作品。 元々、特に観るつもりはなかったのだが、当時熱狂的な女子プロレスファンだったし、ちょっとのぞいてみるかなと軽い気持ちで観始めたら、止まらなくなってしまった。 ◆◆◆ 女子プロレスというショービジネスのえげつない裏側や、複雑な人間関係が渦巻く痛みに満ちた世界が描かれていて、実に興味深い。 実在の人物

          秋の夜「極悪女王」に感涙す

          アラフィフに伸びしろはあるのか

          来たる秋冬のマラソン大会参加に向けて日々ランニングに励んでいるが、走る距離も速度もなかなか進歩せず、モヤモヤ中である。 途中で歩かずに走り通せる距離は、現時点ではせいぜい7、8km。 (先月、10km走れるようになったと書いたが、どうやら計測アプリの不具合で正確に計れていなかった…) それなのにいっちょまえに10月にハーフ、11月に30km走、12月にフルに参戦するのである。 大丈夫か、私。 ◆◆◆ 脚痩せのための筋トレも、毎日15分の英語リスニングも、長らく続けて

          アラフィフに伸びしろはあるのか

          祝☆自家製スムージー生活開始

          昨年、スイーツジャンキーを改めるべく、プロテインとアーモンドミルクを混ぜたものをしばらく飲み続けていた。 が、すごくおいしいかといえばそうともいえず(粉っぽさが気になり…)、いつしか挫折してしまっていた。 最近になって女子力高いフォロワー様からおいしそうなプロテイン入りスムージーのレシピを教わり、プロテイン生活を再開してみることにした。 固い物から入れろと説明書に書いてあったので、氷→バナナ→ヨーグルト→プロテイン→豆乳の順に投入。 スイッチを入れて約1分待つ。ミキサー

          祝☆自家製スムージー生活開始

          人生のままならなさを抱えて走る人々 in 「Like the Wind 日本版 #02」

          「囚人たちの逃亡線」 この記事では、刑務所に収容されている囚人たちがランニングによってメンタルを整え、自己を見つめながら日々を過ごす様子が描かれている。 個人的に刑務所内の生活に関心があるので、受刑者×ランニングというテーマは、私にとって実に興味深い。 サンフランシスコのサン・クエンティン州立刑務所。 ここには服役中に1000マイル(約1600km)走るという目標を掲げた「1000マイルクラブ」が存在し、刑務所内の運動場でランニングをし、毎年11月には所内でマラソン大

          人生のままならなさを抱えて走る人々 in 「Like the Wind 日本版 #02」

          人生のままならなさを抱えて走る人々 in 「Like the Wind 日本版 #01」

          普段ランニングをしている時、マラソン大会に参加した時、号砲が鳴った瞬間に一斉にスタートするランナーたちをテレビで見た時。 走る人々を眺めながら、いつも思う。 「この人たちは人生におけるどんな現実を背負って走っているのだろう」 日々、もう生きていけないと思うほどの苦難や悲嘆を内に秘めながら、なんとか踏んばって、黙々と走り続けている人もいるだろう。 ◆◆◆ 国内外のランニングカルチャーをテーマとする雑誌「Like the Wind 日本版」(木星社)。 本書には、ままな

          人生のままならなさを抱えて走る人々 in 「Like the Wind 日本版 #01」