今日もじゃんじゃん不採用にしてやろう!なんて思って面接している人事はいない
だから是非味方につけて下さい、とR社のキャリアアドバイザーに言われた、とある求職者から聞きました。
私も以前の投稿で、何度も同様のことを書いてきました。
https://note.com/clever_coyote275/n/na26ba2c2220c
面接の目的は、言うまでもありませんが、いい人を採用することであって、誰かを不合格にするかではありません。
その面接官が、どんなに仕事に意欲を失くしていようが、面接という業務に倦んでいようが、それは変わらないはずです。
採用側にも葛藤があります。
昨日面接した方は、人間性もとてもいい人でしたが、ある一点の理由から採用を見送ることとなりました。
面接後、1時間以内に紹介会社のアドバイザーから、面接はとても気持ちよく対応してもらえた、いい会社だった、是非入社したい、との連絡が入りました。
私が圧迫面接をするような面接官で、会社も嫌な会社だったら、不合格になっても、彼はそれほど傷つかないかもしれません。
でも、このように感じてくれたのが本当なら、彼を深く傷つける結果になったかもしれません。
新卒でこの職種に就いた時、全く同じような悩みがあったのを思い出しました。
私は仕事の悩みを母に打ち明けたのが、この1回だけ。翌朝、母が私に手紙を書いて渡してくれました。
母が私に手紙を書いてくれたのも、この1回きりです。今思えば、この手紙を取っておけばよかったと思いますが、その時点ではその数年後に母が亡くなるとは思いもよらなかったし、仕方がないことです。
40年近くたっても、あまり成長していないのか、人間の本質はそれほど変わらないのか、もう少しプロらしく振舞わなきゃいけないですね。