講演を聴きながら「渋沢栄一ゆかりの地ウォーク」を企画を思い描いていた。
本日は芳井町まちづくり協議会「風を編む会」の特別講座『「論語と算盤」に学ぶ』を拝聴した。講師は、中国古典研究家 グロービス経営大学院 特任教授 作家の守屋 淳 氏。
幕末・明治の国際情勢の中で日本が欧州列強の植民地にならずに主権国家になれたのは列強の政治、経済のシステムを模倣することによって列強各国に認められる体制をつくれたからだ。政治体制は明治政府によって整えられたが、経済を正しく導いたのは渋沢栄一の力によるところが大きい。
渋沢は「日本資本主義の父」といわれるが、彼は資本主義というよりも一貫して「合本主義」を唱え、公益を第一とした資本主義を説いていた。
「合本」は「論語と算盤」という陰と陽、両極を融合した経営、経済発展を2極のバランスによる「中庸」により実践した。
阪谷朗盧と渋沢栄一の交流が合本主義に影響を与えていると思う。7月には1万円札の人となる。是非ともウォークを企画実施しよう。