学資保険はやめた 節約の入口⑨
子どもが生まれて数ヶ月経ち、ちょっとだけ生活が落ち着いた。
子供が生まれたら、まずは学資保険。
そういや、親がそんなこと言ってたなぁ。
よく分からないけど、近くの郵便局に入った。
窓口に向かうと、にこにこしながらかんぽ生命の学資保険を勧められた。
「お子さんが入院した時に、親も仕事をお休みする必要があります。その期間働けないので保険としていかがでしょうか?」
その学資保険は、貯蓄していきながら、子供が入院したらお金が出るとのことだった。
元本に対して15年後ほとんど増えず、むしろちょっと減っている。それは万が一の子供の医療費をカバーするためと説明された。
そんなものなのかと深く考えず、契約した。
翌年二人目が産まれた。また、学資保険がいる。今度は試しにほけんの窓口に行ってみた。
コーヒーを入れてもらい、丁寧に話を聞いてもらい、積み立て型の死亡保険を勧められた。
「学資保険とは少し形は違いますが、もし、仮に亡くなられた場合はお金が出ますし、こつこつ積み立てれば、お子さんが大きくなる頃にはお金も貯まりますよ。」
さすがほけんの窓口。接客が丁寧で説明が上手。
即、契約。
これで、子どもの保険は安心、安心。
そんな風に思っていた。
子どもはしょっちゅう風邪等で病院に受診する。
「200円になります。」
受診後の精算で驚いた。
子どもの医療費ってめっちゃ安い。
調べると
中学生まで入院・外来それぞれ、1か月1医療機関につき200円負担(院外処方の調剤は無料)だった。
親は仕事休むといっても、長期でなければ年休等で対応できるし、あれ、かんぽの学資保険いる?
2人目が生まれる前に、すでに別の死亡保険には入っていた。住宅ローンを組んだ時に団体信用保険にも入ったし、学資保険代わりの死亡保険もいらない気がしてきた。
お金のことを調べ出すと、資産運用が必ず出てくる。
ただ、その元手のお金がなぁ。
ん、子どもの学資保険をこちらに当てたらどうなる?
積み立ての死亡保険は15年満期で105%程度。例えば100万が15年後に105万になって返ってくる。
一方資産運用して、期待利回り年5%(1年間に5%ずつ増)なら、100万円が15年後、約211万円で2倍に以上になっている可能性がある。
もちろん、暴落のリスクもある。
ただ、まだ15年以上先に必要なお金を準備するのに、学資保険より自分で資産運用した方が期待できると思うようになった。
ここで1つ、問題がある。
それは途中解約すると、解約払戻金が少なく約30万円払い損になることだった。
自分にとって30万円は大金である。
悩んだ末、私は子どもの保険をどちらも解約した。
そして返ってきたお金をジュニアNISAにあてた。
はじめは全然増えず、むしろちょっと減る時もあった。まぁ、どうせすぐに引き出せないしと考えるとちょっと落ち着くことができた。
ここ最近、円安、株高の影響で、
元本対して1.5倍になっている。
もちろん将来暴落で減ることもあるので投資だけでなく、別に貯金もしておく必要がある。
ただ、あの時に決断して良かったと思っている。本当の良かったかどうかの答え合わせは、15年後であるが。
お子さんの学資保険本当にいります?
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