恵まれてるから生を喜べない
母と夕飯のテーブルで散らかった皿をそのままに何故か死生観について語っていた。
わたしは中学生頃からずっとうっすらと死を意識しながら生活していて、死という概念に慣れているつもりで、怖いという気持ちはあんまりない
「わたしは死は怖くないけど、死ぬプロセスが怖い」
と言ったら母に
「わたしは死ぬのがこわい。だって、わたしは今まで55年間、長く感じるかもしれないけど、たった55年っていう短い年数しか生きていなくて、生は精々100年程度だけどそれに対して死は無限、永遠なんだよ。