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【詩】憧れ  

私の知ってる

あの人は

私のずっと先を歩く

見えなくなりそうになると

振り返って待っている

小走りに近づこうとすると

背を向けて

歩き出す

そう言えば

まともに顔を見ていない

面影だけは

しっかりと

見据えた先に

いるのだけれど

思うようには

いかないものだ

私の憧れ


【短歌】
色褪せた写真の笑顔懐かしむ色鮮やかに甦る声




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えんじゅ
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