【小説】カフェオレ・トランクス。
安藤優は21歳の会社員だ。彼は薬局の店長をしている。優が勤める店舗は駅の地下街にあり、開店は6時から、閉店は24時まで営業している。客層は駅にある薬局らしく、社会人や学生が多い。しかし、その中には当然、厄介な客もいる。酔っ払いのサラーリマンや、店員の目を盗んで万引きをする学生など、問題も多くあった。その上、この薬局の従業員は、優が店長として就任する前から働いているベテランの女性パートばかりいる。どのパートも仕事はできるが気難しく、優が少しでも気の弱い所を見せると、お小言どこ