【小児医療コラム】子ども医療費 助成の背後にある過剰医療と不要な受診
「子どもの健康は何よりも大切」- こんなことを言われたら、否定する人はいないでしょう。
実際、子どもの健康と安全を守るために、多くのケースで子どもの医療費は「無料化」され、非常に手厚い国からの補助があります。
しかし、その一方で、子どもの医療費が無料化されることでどんな問題が生じるか。十分知っている方は少ないでしょう。
過剰診療、不要な検査、そしてそれらが引き起こす医療費の増大。これらは、子どもの医療費が“タダ”という誤解から生じているのです。
今回、子どもの医療費『タダ』現象を通して、日本の医療問題の一端を紐解いていきます。
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