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【医師コラム】児童精神科医が語る 子どもとゲームの関連性

■私の子ども時代のゲームとの付き合い方

 職業は児童精神科医で、病院で子どもと接することが多い仕事です。そんな私も、家に帰ると子どもたちの親。子育てをずっとしてきました。だから子どもが、ゲームに惹かれるというのはわかります。実際私が子どものころも、ゲームで遊んでいましたから。

そんな私は今年で50歳になります。13歳から19歳まで、TVゲームやPCゲームをそれはもうやりこんだものです。私が小学校4年生の頃、家庭用ゲーム機ファミリーコンピュータ。いわゆるファミコンが任天堂から発売されました。また小学校2年生の頃には、ゲームウォッチやカセットビジョンが発売されていました。

ゲームセンターに行かなくてはできなかったゲームが家でできるのです。私も友だちの家にあったゲームの面白さに、たちまちハマってしまいました。しかし、我が家ではTVを見ることさえも禁止されていたので、ゲームなど買ってなどもらえるわけがありません。
みんながみんなTVやゲームの話をしている中、1人寂しい思いをしていましたが、小学4年生からは中学校受験の塾に通っていましたので、幸い似たような環境の子たちがいたのが救いでした。そして、その思いをバネにと言っては何ですが、私は必死で中学校受験に向けて勉強したのです。

■ゲームが子どもに与える影響とは

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