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"The first 1,000 days"の3つの要素①

生後数か月の赤ちゃんと過ごす日々。

成長や発育に不安があるけど、時が経てば大丈夫でしょと思い込ませてるママ。
将来自己肯定感の高い子に育ってほしい、自分のやりたいことを見つけられるように育ってほしいと思っているママ。

赤ちゃんのことをもっとわかるようになると、その不安軽くできるって知ってますか?
赤ちゃんの頃の関わりが、その子の将来を決めてるって知ってますか?



"The First 1,000 Days"の要素① 栄養


The First 1,000 Daysの要素で最も大切なのが「栄養」です。
特に妊娠期の栄養は大切です。
また生後の栄養についてWHOは、母乳を推奨しています。少なくとも6か月は母乳で育てるように心がけましょう。
筆者の考えでは、ミルクの利点もあるので、完全母乳かはご家庭の判断で良いかと思っています。
母乳で育てるということは、ママの食事が赤ちゃんの栄養となります。

The First 1,000 Daysの時期の栄養不足(極端に言うと飢餓状態)は、成人してからの病気のリスクを上げるばかりでなく、寿命を著しく低下させます。

先進国では飢餓状態は考えにくいため、栄養バランスの偏りが問題となります。

この時期の栄養状態は身体発達・認知機能・知的発達に影響します。


分娩時赤ちゃんは小さい方がいいの?


「赤ちゃんは小さく産む」
「妊婦さんの体重増加は10㎏まで」
と聞いたり、言われたりしたことはありませんか?

赤ちゃんは大きい方が体力や免疫力もあります。赤ちゃんの体重増加は望ましいと考えられます。

お腹の中の赤ちゃんが出産時3,400gだとすると、母体の変化・胎児・胎盤・羊水合わせてママの体重増加は12.5㎏になります。

日本では無痛分娩があまり進んでいないので、分娩時の大変さを考えて小さく産む習慣があります。
赤ちゃんは大きい方が丈夫なので、大きく産む方がいいとも言えます。

筆者は大きく産む方を推奨しますが、産科の医師などと相談することが望ましいですね。


妊娠期に摂ってほしい栄養


ほとんどの現代女性は栄養素が不足しています。
(出典「Will Conscious Marunouchi:まるのうち保健室調査」)

たんぱく質 不足89%
ビタミンB1 不足95%
食物繊維 不足93%
カルシウム 不足91%
鉄分 不足92%
ビタミンC 不足58%
葉酸 不足39%

これに加えて妊娠期はさらに栄養が必要になります。
栄養摂取には「エネルギー量」と「栄養素」の両方を考える必要があります。

妊娠中の必要摂取エネルギー量


妊娠中には以下の観点から必要エネルギー量が定められています。

妊娠中の基礎代謝量の増加
たんぱく質蓄積
脂肪蓄積
エネルギー利用効率

そのため、妊娠期間を通じて約77,000kcalのエネルギー付加が必要となります。
1日に換算すると
20~30代女性の必要量1日2,000kcalに加えて
妊娠初期 +50kcal
妊娠中期 +250kcal
妊娠後期 +450kcal
授乳期 +350kcal

結構な量の食事が必要となります。
とは言っても何でも食べていいということではありません。

妊娠中に必要な栄養素


先ほど述べた不足栄養素を摂るといいですが、一言でいうと、「THE 和食」です。
その中でも「たんぱく質」はしっかりと摂りましょう。
1日に体重1㎏あたり1.2gのたんぱく質を摂りましょう。例えば体重50㎏の人は60gのたんぱく質摂取が目安です。
お肉を60g食べればいいということではありません。5倍にあたるおよそ300gの肉や魚を食べる必要があります。

妊娠中に以下の症状がある人はこれらの栄養素の摂取を考えてみてください。

冷え性=動物性たんぱく質・鉄分
便秘=マグネシウム・食物繊維
疲れやすさ=糖分の過剰摂取

また、添加物は禁物です。
添加物の代謝に必要な仕事を、消化器官にさせることはマイナスでしかありません。

全て完璧にできるわけではない


一番大切なのは、できる範囲で食事を考えることです。
全てを完璧にしようとすることでのストレスもマイナスです。

いろいろありますが、これだけでも守ってみてください。

「自炊する」
「味噌汁最強」

妊娠期は赤ちゃんの細胞はママが摂った食事で作られています。一番大切な脳も作られます。
大切な栄養素はいろいろありますが、「添加物は少なく」これだけは守りましょう。
コンビニで売られている食べ物は避けましょう。

そして、「THE 和食」を一重に含んでいるのは「味噌汁」です。
毎日食べても飽きない味噌汁を具たくさんで食べるのは一番オススメです。


赤ちゃんのことで悩むママをなくしたい
柏市大井1834-21 みなもと整体院

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