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黎明の森




魂を奪う
真の暗闇を裂く、

数え切れないほどの朝。
その朝の光を浴びる森。

木々は、年輪を重ね、
幾つかの時代を超えた。

時代とは何だ?

静けさに支配された森に、
ピリオドの音は届かない。

時間は奔放に流れるが、
流れ星のごとき一瞬よ。


森よ、深い森よ。
堆積した命に、また命を重ねよ。


木々は、肥える。
世の果てまで。

木々は、伸びる。
空の果てまで。


そして、暗き葉群れに鬱蒼と身悶える神。


名も知らぬ木々を見上げる人々を、
見下ろす木々。



黎明の森に、


横たわる君。









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