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焼き栗へのお返しとオルガンのコンサート

先日、栗ひろい兼焼き栗パーティーをした際、友達の家にリュックを忘れてきた。使わなかった軍手と替えなかった靴下しか入っていない軽いリュックだから、忘れたことすら気づかず、友達からメッセージが来るまで全く気づかなかった。

昔から忘れ物が大キライな私は、幼稚園の頃、近所の公園の砂場でユニコのハンカチ(年代がバレバレ)をなくし、その後毎日砂場に探しに行ったが見つからず、トラウマになり、とうとう砂場へは行けなくなってしまった。また小学1年の時は、帰宅後に翌日の授業用に用意したランドセルの中身をほぼ10分おきに確認するほどの執着ぶりで、1度、ノートを新調した際に誤って古いノートに下敷きを挟んだままにし、下敷きなしで登校して授業に全く集中できず、帰宅後に母に何度も「下敷きが、下敷きが」と繰り返していたことを覚えている。

だから今でも、ものを忘れたり失くすのは特別なことで、友達からリュックを返してもらう日には焼き菓子を作ってお返しをせねば、という義務感が頭を離れず、誘ったオルガンのコンサートに来てくれると知った木曜日、さて、どのお菓子を作ろうか、と悩んだ。
抹茶マフィンか、カヌレか、チーズケーキか、去年の冬にラム酒につけたレーズンを使ったパウンドケーキか、、、結局、ラムレーズンに決めた。

⇒⇒⇒参考にしたレシピは、お気に入りの富澤商店のサイトより、こちら:

金曜の夜、クラシックを聴きながら夜なべしてケーキを焼くことにハマったのは去年からで、色々なサイトの様々なレシピを試したが、富澤商店のサイトが一番しっくりきている。

砂糖とバターを混ぜたところ(左利きです)
普段飲まない牛乳を投入
凄い量の薄力粉に見える😆
11ヶ月もののお手製ラムレーズン。また作ろう
焼きます!
余った種はカップケーキに
出来上がり。喜んでもらえるといいな

さて、肝心のオルガンのコンサートの演目は下の通り。
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Nicolaus Bruhns (1665-1697)
Grande preludio in Mi minore
Georg Böhm (1661-1733)
Vater unser in Himmelreich
Johann Sebastian Bach (1685-1750)
Trio Sonata in Mi bemolle maggiore, BWV 525
O Mensch, bewein dein Sünde gross, BWV 622
Fantasia e fuga in Sol minore, BWV 542
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荘厳なイメージのパイプオルガン

オルガン奏者はTomas Gavazzi という方で、演奏も聴きごたえがあり、個人的には好感を抱いた。

そして、少し前に友達から連絡があり、pizza を食べた後にも関わらずケーキを食べたこと、凄く美味しかったからレシピがほしいとのことだった。人生で初めて、忘れ物をして良かった、と思えた瞬間だった。

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