見出し画像

【バイト体験談】『カスハラ防止条例』だってよ! 心和む「わかば」と「まるそじじいち」さんのエピソード

既にニュースをご覧になった方も多いかもしれないが、先日、東京都が全国初となる『カスタマーハラスメント防止条例(カスハラ防止条例)』を可決、成立させたとのことである。
2025年4月から施行されるらしい。

今さらかもしれないが、「カスタマーハラスメント」(略して、「カスハラ」)とは、「顧客による著しい迷惑行為」のことであり、上記条例はカスハラを「顧客などから就業者に対する著しい迷惑行為であり、就業環境を害するもの」と定義したのことである(2024年10月4日付『日本経済新聞』記事より抜粋)。
詳細なガイドラインは年内に作成を進めるとのことであるが、条例は(顧客による)カスハラを防止することのほか、事業者に対しても「必要かつ適切な措置」を求めることを方針としている。
事業者は元々、労働者が安全に就業することができるよう「安全配慮義務」を負うとされるが、これに加え、カスハラ対策としての措置を講ずることを求められることになるわけである。
2020年に施行された『パワハラ防止法』(こちらは法律であるが)にも、事業者に対し、パワハラを防止するための措置を講ずるべしとの努力義務が規定されており、似たような建付けともいえる。
ただし、パワハラ防止法と同様、カスハラ条例にも罰則規定はなく、どこまで実効性があるかについては、暫く成り行きを見守りたいと考えている。

※※※※※

さて!

「○○ハラ」というワーディングには食傷気味という方もおられるかもしれないし、一方、都内で接客業やサービス業に従事し、新条例に期待されている方々もおられるかもしれない。
しかし、しか~し、本日は、条例の是非を議論したいわけではなく、カスタマーの話ヲしたいと思った次第である。
ここからは少しくだけたトーンでまいりやす。

私のフォロワーさまに、このような愉快な方がいらっしゃる。

ボワ~ン!
モクモクモクモクモク~…

煙の中から現れたのは、ご存知の方も多いと思われるが、『宝くじモクモク神』こと人気者のタマミさんである(↑ ちょうど「○○ハラ」のタイトル記事を投稿されていたので、貼ってしまった)。

さて!(2回目🐦🐦)


実は、タマミさんは愉快なフォロワーさまである一方、私のnoteの歴史は、常にこの方に軽くジェラってきた歴史でもあったりする。
ご自身の接客業体験をもとに面白カスタマーのエピソードを繰り広げられており、このおピンク鳥🐦🐦なぞを遥かに凌駕する人気を誇るモクモク神。。。
私もいつか、接客業体験談でタマミさんを「ピヲ~ッToT🐦」とピンク鳥🐦にさせてやろうと企み続け……3週間(👀ピヲッ!🐦 👀以外と短いの?🐦)

そんなわけで、タマミさんにジェラって急遽始まった企画!

🐦大昔のコンビニバイトで出会った!

「まるそじじいち」さんのエピソード🐦


私も大昔、大学生時代にコンビニエンスストアでアルバイトしていたことがある(ほかにも接客業のアルバイトは、いくつか経験しとり🐦ます)。
よく覚えているのが、昼どきになると、近くの現場から土方のおっちゃんと兄ちゃんが「ブワ~ッ!」ともの凄い勢いで大量に店中に溢れ返り、弁当を買っていく光景である。
私は若かったこともあり、最初はコワモテなおっちゃん&兄ちゃんに若干ビビっていたが、土方(現場系)のおっちゃん&兄ちゃんたち、めっちゃ優しかった!
一度なぞ、昼どきの大忙しな時間帯に、阿呆なピンク鳥🐦はレジ横に置いておいた「くじ引き」の箱を床に落とし、派手にぶちまけてしまったことがある!
そのとき、レジに行列ができており、私はテンパって「ピヲToT🐦 どうしようToT🐦」みたいに一瞬間が開いてしまったのだが、土方のコワモテおっちゃんが「ああ、いいよ」みたいな感じで、床にばら撒かれたくじを拾い集めて箱に戻した後、レジ横に戻してくれたToT🐦(その節は、ありがとうございましたToT🐦)
私がバイトしていたコンビニは繁華街にも近かったのだが、概して一番意地悪な客が多いと感じた層が、いわゆる「夜の仕事の人たち」である。
まあ、色々とストレスもあるのだろうが。。。
(夜の仕事の人たちに特に恨みがあるわけではなく、私の同店舗での個人的体験(事実)を書いているだけである)。

※※※※※

お店が繁華街に近いこともあり、ヤ○ザさんたちも結構な頻度で来店した。
当時から私は海外志向が強かったのだが、外国人のお客さんが来ると、勉強中の英語の腕試しも兼ねて(←お客さん相手にすみません💦)、英語での接客なんかもトライしていた。
それを一度、その筋の人たちに見られてしまい、英語での接客後に西洋人のお客さんがお店を出た後、ヤーさんの兄さん2人組に結構な大声で「いや~、ハミングく~ん、ペラペラじゃ~ん、かっこいいじゃ~ん!」などと揶揄われ、お会計後に「じゃあ、ハミングくん、See You !」などと言われ、なかなか恥ずかしい思いをしたこともある。
これは、私の「外国語でモテたエピソード」であるが、このとき、この商売の兄さん方は、咄嗟に名札を見て「個人情報」をおさえるのが習性になっているのだな🤔と、思わぬところに感心したりもした。

※※※※※

そうそう、本記事のタイトルにもなっているオモロー客とのエピソードで、今回の企画を締め括りたいと思う。
ご存知のとおり、コンビニでは煙草を取り扱っている。
私がある日、レジに立っていると、1人のご老人(男性)が来店した。
私は愛着を込め、その愉快なご老人を「○ソじじー」さんと呼ぶ。
読み方は……

「まるそじじいち」


さんである。

その「○ソじじー」さんは、来店するなり、レジに立つ私に向かって大声でこう言い放った。

「『わかば』とー……!」

………?!


……………一瞬の間が空いた……。
ただし、私もその頃は、コンビニのレジにはすっかり慣れており、「○ソじじー」さんの求めているブツは察しが付いた。
店に入って来るなり、商品も持たずにレジに何かを頼む客は煙草を買いに来ている場合が多い。
要するに、「『わかば』とー……」というのは、煙草の『わかば』である。
この「○ソじじー」さんは、『わかば』が欲しいのだろう。
そして、「『わかば』と……」と間が空いたので、恐らく、そのほかにも欲しい煙草(あるいは他の商品?)があるのだろう。
そして、お年も召されているので、咄嗟にもう1つの煙草の銘柄(または商品名)が出てこないのだろう……。
いいっすよ、そんなん気にせんでも。
忍耐強さが自慢でもあるピンク鳥🐦は、カリカリともせず、ピヲピヲとも騒がず、ゆっくりと待ちますので、落ち着いて商品名を思い出してくださいな🐦🐦
『わかば』と、ほかに何をお持ちすればええでしょうねぇ🐦🐦
……と、私は「○ソじじー」さんの次の言葉を待った。
……しかし、そんな私に「○ソじじー」さんは、イライラした様子で次の言葉を投げ付けた。

「いや、『わかば』とーだって!」

………?!

👀ピヲッ!🐦


一瞬、私は「○ソじじー」さんが、どうして怒っているのか分からなかった。
ただ、次の瞬間、全てを悟った。

ひょひょひょひょひょひょひょひょひょ……

--🐦-- ひょー ToT

🔥🔥🔥🔥

ひょー、ひょっとして……「わかばとー」っていうのは、

「わかばとう(十)」

のことですかい?!

「わかば10個」

ってことですかい?!

「ひい…ふう……みい……よ……いつ……む(中略)…とう」のとう(10)

ってことですかい?!

「英語で言うところのten !」

ってことですかい?!

「スペイン語で言うところの……忘れた」

ってことですかい?!

……どうやら、そうだったらしい。

--🐦--  とうー ToT

🔥🔥🔥🔥


……と、さっきから驚き続けて、すっかり鳴き声が変わってしまったが(ピヲToT🐦 あっ、鳴けた(泣けた)ToT🐦)、『わかば』の10個(とう)入りカートンを差し出すと、「ク○じじー」さん(←あっ、伏字にするところ間違えた)は憮然とした様子でお金を払い、店を後にした。

ふー、自分、よく分かったぞ。
あれ、もっと鈍いバイトだったら、もっとずっと分からんぞ。
それにしても、なぜあんなに怒るかねぇ……。

いずれにせよ、大昔のことであり、ユニークな「○ソじじー」さんも既に、この世とおさらばされたかもしれない。
ああ、「○ソじじー」さん、時を経てnoteで共有できるような不思議なエピソードを提供いただき、不思議な時間を過ごさせていただき、ありがとう!(←あっ、これは10個の「とう」じゃないっすよ)。
ああ、「○ソじじー」さん、あの世でも、元気に「『わかば』とう!」などと訳の分からないことを連発し、皆を煙に巻き続けて(←おっ! 上手いこと言ったよ!)いってほしい!
ああ、そして……「○ソじじー」さん、あの世でも、お尻の穴から煙が出るほど、しかめっ面で思う存分『わかば』をふかし続けていただければと思う!
さあ、それでは、最後に皆で唱えよう!
魔法の呪文!
せーのっ!

わかばとう!


(🐦完🐦)

いいなと思ったら応援しよう!