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[注意喚起] 公園でカラスに襲われかけた!
今日は、家でやることがあったのだが、昼過ぎに少し歩いたところにあるスーパーマーケットに買い物に行こうと思い立った。
特に急ぐ理由もなく、いつもと違う道を散歩でもしてみようと思い、普段は利用しない小道に入って行った。
暫く歩くと、小さいけれども長閑な雰囲気の公園があった。
「おっ!自宅からさほど遠くもないところに、このような公園があったとは知らんかったわい」と思い、公園に入って行った。
公園の中には1組の親子、そしてベンチに座る1人のおじさんがいるだけ。
おじさんは、どうやら傍に自転車を止め、ハトに餌をやっているらしい。
「餌やり禁止」とかいう看板が立っているような気もするが、映画『ホーム・アローン』に出てくるハトおばさんみたいに、このようなおじさん or おばさんを公園でたまに見かける(話しかけたことはないが)。
すべり台で遊ぶ子供をお母さんが見守り、そのほか遊具と言えば、ブランコや砂場、鉄棒、動物のかたちをしたオブジェがあるくらいで、それらに加え、申し訳程度に屋根が葉っぱで覆われた休憩所や、いくつかのベンチ、花壇などが設けられたホントに小さな住宅街の公園である。
私はそんな小さな公園が結構好きだったりするし、噴水や色とりどりの花で埋め尽くされた花壇などがあると、パシャパシャとスマホのカメラで写真を撮ってしまったりする(何に使うのかは分からんが)。
そんなこんなで、今日もいつものとおり、その小さな公園内の花壇やユニークなかたちをした水飲み場など、ひと通りパシャパシャ撮った。
そして、そろそろ買い物に行こうと思い、公園の出口に向かって歩き始めたときである。。。
後ろから、私の頭の少し上をかすめるように何かが「ビュンッ!」と飛んで行った。。。
、、、カラスか。。。
、、、今のは何だったんだ、、、随分と距離が近かったな。。。
少しビックリしたが、出口に向かって歩き続けた。
すると先ほどと同じように、またもや後ろからカラスが「ビュンッ!」と頭の近くを飛んで行った。。。
、、、やれやれ、刺激したか。。。
考えてみると、カラスというか、鳥に襲撃されるのは人生初かもしれない。
カラスが人を襲うとかいう話はたまに聞くし、ニュースで実際に人がカラスに襲われる映像を観たこともある。
ただし、私はこれまでそのような経験をしたこともなく、思い出すのは、小学生の頃、札幌の中島公園の木陰で、自転車に跨ったまま友達と話をしていたら、左手の甲にボトッ!と白いヨーグルトのようなものが、、、というエピソードくらいである。
ちょうど出口から公園の外に出たあたり、カラスが1羽、左上の電線あたりに停まっている気配を感じる、、、が、極力目を合わせないようにする。
興奮状態にあるのか、威嚇しているものか、電線の上から「ボトッ!」と白い糞を落とした(ヨーグルトの記憶が蘇る)。
何となく、公園の敷地内から出たので大丈夫かと思い、そそくさと立ち去ろうとしたところ、もう1度、頭の近くを「ビュンッ!」ときた。
そのとき、咄嗟に感じた(思った)ことが以下の3つである。
1.今のもあわせて3度とも頭スレスレで威嚇してくるが、あのクチバシで「コツン!」というか「グサッ!」みたいな感じで後頭部をやられると痛そうである。
2.反社と同じで、カラスとか猿の類は、こっちがキョドリ過ぎて「ヒエェ~ッ!お助け~!」みたいな態度を露骨に取ると「弱者」認定し、どんどんつけ込んで来る(と聞いたことがある)。
3.公園が見えなくなるところまで、早く移動した方がよさそうだ。
そこで、「左手」をいざというときに防御できるようにフリーの状態にし、「右手」で後頭部を守った。
そして、「オレはビビってねえからな!」という態度で(内心、ビビりまくっているのだが)、ノシノシと虚勢を張ってチンピラのような歩き方をして(カラスにどこまで伝わるのか分からんが)、最短距離で公園の死角に入ることのできるコーナー(角)を目指して進んだ。
自分の身の安全のため、次に「ビュンッ!」と来た場合、(怖いが)絶対に頭を弱気に「ビクッ!」と反応させまいと心に念じた。
(歩き方のイラストを描きたいが、こういうときに画力が無いのがホントに悲しい!)
そして、1度も後ろを振り返ることなく、走ることもなく、角を左に曲がり、それからもやや暫く右手を後頭部に当てがったポーズのまま歩き続けた。
すっかり公園から遠ざかり、周りを見渡す、、、カラスらしきものは1羽もいない、、、フゥ~ッ、、、何とか4度目のアタックは免れたか。。。
怖かった~っ ToT
計3回の「ビュンッ!」である。
それから暫く、スーパーに行くことなく、住宅街を20分くらいブラブラと彷徨ったのだが、すぐお店に行って自宅に直帰すると、何と言うか、、、あのカラスに尾行されて家バレするのでは、、、とか心配だったのである。
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先ほどの一件から、やたらとカラスを警戒して歩くようになり、こんな日に限り、暫くして目の前に、また1羽のカラスが急に現れ、あるお家の庭に植えてある木の枝から黄色いオレンジっぽい果物(?)のようなものをパクッ!ともぎ取って飛び去って行ったりする。
すっかりカラスに怯える私は、心の中で「そうだよね~、美味しそうだよね~、ボクもハミングバードでやってますんで、お仲間ですやん。皆さま、黒々としたボディが何とも精悍で、アハハハハ」などと媚びへつらいながら、彼らと目を合わせないようにして歩き続ける。
結局、お店で買い物をして自宅に辿り着くまで、随分とキョロキョロしながら帰って来たのだが、カラスの群れに取り囲まれることもなく、鳥のようなものが追って来ることもなかった。
最後の最後に、自宅の前であのカラスが待ち構えてやしないか、、、とビビり締めするくらいにショッキングなできごとであった。
家に戻って来てからも、外で「カァーカァー、グァーッ」とか鳴き声が聞こえるたび、あのカラスが仕返し(いや、何もしてませんけど!)に来たのではないかと少し警戒していたが、本記事を書いている段階で、特にカラスに窓から「よぉ~、出て来いよ」などと凄まれることもない。
ホントにヒッチコックの『鳥』並みの威圧感である。
![](https://assets.st-note.com/img/1684578201692-CsALqw5Ey2.png?width=1200)
さて、なぜこのような危険な目に遭ったのだろうか?
幸運なことに、直接「ボディタッチ」をされることはなく、縄張り(公園)から離れると追っかけて来なくなったため、カラスのメッセージは明らかに
「立ち去れい!」
であったと思われる。
シナリオその1
上に書いたように、ハトに餌やりをしているおじさんがいた。
私は、餌に群がるハトを暫く観ていたのだが、その中にカラスも交じっていたのかもしれない。
そして、その後、上に(スマホの)カメラを向けて「お洒落な公園灯」を撮ったりもしたため、「カラスの巣」にカメラを向けた可能性がある。
この場合、
「もしや、、、
あたいの坊ちゃんを食べようとしてるのかい?
この野蛮人め! 立ち去れい!」
かもしれない。
シナリオその2
上記と似てるが、「餌やり禁止」の公園にもかかわらず、ハトおじのお陰で鳥たちは餌にありつけている。
それを私が無神経にもジロジロ眺めていたわけである。
この場合、
「この様子をマスコミに暴いて、
あたい達のメシの種を奪おうっていうのかい?
このコンプラ委員め、立ち去れい!」
かもしれない。
シナリオその3
公園と言えども、彼らにとっては家かもしれない。
くつろぐだけならまだしも、パシャパシャと自宅を撮りまくり、挙句の果てには食事の様子もジ~ッと見続けていることに対し、「ウザッ!」とストレスを感じたものか。
この場合、
「あたいらのプライベートは
見世物じゃないんだよ
何をしようが、カラスの勝手でしょ
立ち去れい!」
かもしれない。
シナリオその4
そろそろ難しくなってきたが、その公園には1組の親子がいた。
そこで、私が1人でパシャパシャやっていたのである(子供は撮っていないが)。
カラスは、公園に遊びに来る子供たちが大好きで、公園の守り神的存在だったのである。
この場合
「幼女をつけ狙う変質者め!
立ち去れい!」
かもしれない。
、、、上記いずれのシナリオでも、エラく私の「悪者」感が強い。。。
[推測]
今回の一件があり、少し調べてみたが、3~6月あたりはカラスの繁殖期らしく、親ガラスもヒナを守るため、気が立っているらしい。
カラスに襲われたという被害報告も5~6月にかけてが一番多いとのことである(本記事を私の「被害届」とみなすと正に5月である)。
やはり、上のシナリオ1と2あたりの「カラスの群れ」(私はハトの群れと認識していたが)をジ~ッと好奇心を持って眺めた挙句、周囲をパシャパシャとやっていたことにより、「カラスの巣」をつけ狙う危険人物と敵視された可能性が高い。
(因みに、上の「シナリオ4」で上手いショートショートつくれそうな方がnoteには多そうである。心優しい公園の守り神であるカラスが、最後に変質者の私を、、、(誰が変質者やねん!))
[防止策]
実は「カラスは撮ってはいけない」というのは、前から聞いていた。
特に「フラッシュ撮影」などは、カラスがパニックになって狂暴になる恐れがあるらしく、フラッシュを使用せずとも、カラスにカメラを向けることにより、カラスに「敵認定」され、恨みを買うことも有り得るらしい。
大昔、冬に中国の「延吉」という東北地方に1人旅したことがあったが、2元払って現地の公園に入り、檻の中の動物にカメラを向けたところ、すっかり怯えてしまい、ずっと隠れられてしまったことがある。
動物によっては、カメラは何だか得体の知れない武器のような危険なものに思えてしまったりするのかもしれない。
私もついつい、ユニークな鳥を撮ることがある。
(下のような子とか)
許してくれる(?)鳥も多いが、カラスはやめておいた方がよいと思う。
今回もカラスを撮ったつもりはないのであるが、次回から少し警戒心を強めたい。
またカラスを撮らなくとも、カラス(やカラスの巣)を見続けるのもNG行為らしい。
そういう意味では、私は「餌に群がる鳥のグループを見続ける」という、そこそこNGなことをやってしまっている。
あと、私のように余計なことはしなくても、「カラスの巣」の近くを通りかかっただけで「勝手に敵認定」されて襲われることもあるらしい。
いきなり襲撃されるとなかなか厳しいが、カラスの鳴き声が激しくなったり、グルグルと周りを旋回し出したりした場合、できるだけ早めに離れ、そのような一帯に近付かないなどの心構えが必要であると思う。
あと「派手な服」を着ていたり、「キラキラ光る物」を持っていたりすると襲撃されるリスクが高まるという意見もある。
私の教訓を活かし、危険を避けていただくため、本記事には正に「この経験に学べ」タグがふさわしいと思う。
万一、カラスに襲われたら?
あまり、こういう事態には遭遇したくないものである。
ただし、私は以下の記事で「エルクからのサバイバル術」についても言及したが、万一の場合に備え、こういうことは知っておいた方がよいかもしれない。
しかもネット検索すると、カラスに襲われた体験談が結構出てくる。
まず、調べたところ、カラスはほぼ前から来ることはなく、後ろから攻撃したり、威嚇してくるようである(私のケースでもそうだし、カラスが前から人に向かって来る映像もあまり見たことがない)
そして、私は「あのクチバシ痛そう!」と思ったのだが、案外、クチバシごと「ウォーリャーッ!」と後ろから突っ込んで来ることは少ないらしく、また肩にとまって「ツンツクツン!」と突き刺してくる例も少ないらしい。
攻撃を受ける場合、だいたい後ろから脚で「ゴツッ!」と蹴られたり、「ワサッ!」と掴まれたりするらしい。
クチバシよりはダメージが軽そうな気もするが、それでも流血したりする例があるらしく、十分注意が必要である。
また直接的なダメージに加え、カラスに攻撃を受けた場合、傷口から菌が感染しやしないかとか、破傷風などの病気も気になってくるので、やはり攻撃は避けたいところである。
まず後ろから来るのが大前提であるため、手で「後頭部」を保護するというのが鉄則らしい。
後頭部を隠されると、カラスは急遽、攻撃するポイントを見失うとのことである。
カラスに詳しい各位より、両手を上に挙げて「バンザイ」のポーズを取って立ち去るのが効果的であるというアドバイスもある。
どういうことかと言うと、カラスは自分の羽が傷付けられることを極度に恐れるらしく、羽がダメージを受けないと確認した場合に攻撃してくるらしい。
従って、バンザイのポーズを取ると、カラスが「両腕と頭」の間を上手くすり抜けるためのスペースがなくなるため、攻撃を「受けにくく」なるとのことである。
仮に「バンザイ」すると、後頭部は守れなくなるので、怖い気もするが。。。
私は「バンザイ」のポーズのことまで知らなかったが、咄嗟に右手で後頭部を保護したのが遠からずな防御方法であり、幸いだった(そして、左から「グワァ~ッ!」と来ないで良かった)。
まさかとは思うが、「かかって来いや!」みたいなオラオラ系の発想はしない方がよいと思う。
あんな空をバサバサ浮いてるような奴に殴りかかったところで、明らかに分が悪い。
ヘンに威嚇し返したり、石を投げたり、棒で叩こうとしたりすると逆襲を受ける恐れもあるらしい。
私の友人が香港の山の中で猿に「飛び蹴り」をくらい、食料を奪われたらしいが、見るからに勝てそうな相手ではなく、戦意喪失状態だったとのことである。
山の中でそんなモンキーマジック喰らったら、私だったら荷物全部置いて逃げたくなる(ある意味、山賊である)。
話し合いが通じなさそうな相手からは逃げるが勝ちである。
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猿もバンザイで去るってさ
あとは、やはりすぐに背中を見せて「ヒエェ~ッ!」とキョドって逃げると「弱者認定」されて付け上がるというのはあるらしい。
確かに、凄い勢いで走って逃げて刺激しても怖い。
ある程度、毅然とした態度を保って立ち去るのがベターということか、、、早歩きぐらいはしたくなるが。
[後日談は書きたくない。カラスの怖い話]
ところで、「カラスに襲われやすい人」というのがいるらしい。
私は、今回初めて襲撃され、それも自分で招いた部分がある。
しかし、何もしていないのに、過去に複数回襲われたりしている人がいるらしい。
理由は色々あろうが、カラスの怖い話がある。
カラスは記憶力がよく、一度苛めると恨みを買い、少なくとも数年間(1年とか2年とか5年とか、説が分かれているように思う)は、その人の顔を忘れないらしい。
上に書いた「カラスに襲われやすい人」がカラスを苛めたことがあると言うつもりはないが、何らかの原因があって「敵認定」された可能性はあったりするらしい。
今日こんなことがあったので、「カラスが人間の顔覚えてるとかって、あれは嘘ですよ~」とか偉い人に言ってほしかったのだが、ご丁寧にも細かいカラス実験をされている学者さんたちにより「カラス顔覚える説」が裏付けされていたりする。
そして、「敵認定」してくれたカラス1羽だけの問題に留まらず、何とカラス同士で「この人、カラスにとって危険な人っぽいですよ~」、「まぁ~、おっかないざますわねー」と伝達し合う術があるらしい(何と恐ろしいカラスネットワーク!)
そうなると、もはやカラス・コミュニティーで指名手配されたようなものであるため、「最初の1羽」のテリトリーに侵入せずとも、ほかのカラスに「こいつはカラスを苛める悪い奴だ!」と仕返しされたりする可能性があるらしい。
嘘かホントか分からないが、昔、『笑っていいとも』でタモさんがこんな話をしていた。
タモさん自身の体験談ではないのだが、ある男性が道すがら、カラスに向かってジュースの缶を投げたらしい。
その後、その男性は何事もなかったように電車に乗り、次の駅で下りたらしいのだが、駅を出た途端、空からジュースの缶が降って来た。
見上げると、、、カラスがいた、、、らしい。
ホントだとすると、何とも怖い話であるが、この話の真偽を問わず、無意味にカラスを刺激するのはやめた方がよいと思う。
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今日は何とか事なきを得たが、上記のことを考え、少し気持ちが重たくなった。
カラスは犬のように鼻が効くというようなことはないらしく、むしろ嗅覚は鈍いらしい。
そうすると、遠くから「クンクン、ムムッ! あのときの唐変木が近付いてきたぞ!」みたいなことにはなりにくいのか。
ただし、視力と記憶力がそれを補っているらしいので、顔は変えられないにせよ、服装とかは今日と同じ服を暫く着ないとか、少し気を付けたい。
もう1つ面倒なことに、視力と記憶力も完璧ではないため、「私に似た人」が今日の公園の近くを通りかかった場合、その人が襲われるリスクもあるらしい。。。
「人に優しく」を考えるのであれば、カラスにも優しくしておいた方がよいということになる。
もし、今頃カラス・コミュニティーで私の様子がプロファイリングされ、モンタージュみたいなものが出回ってるとすると、今後、オチオチ夜道も歩けないこととなる。
しかし、そこは私もnoterの端くれ、もしカラス再来の後日談が発生した場合、note村の皆さまの安全を守るため、(命ある限り)私は続報をお届けするつもりである!
これまでカラスの襲撃を受けたことのない私が、もし今後襲われやすくなったとしたら、今日の一件で「カラスに顔を覚えられた可能性」が高く、説の実証例が1つ増える(増やしたくないが)。
、、、が、「カラスの恨みを買った男シリーズ」とか、ホントにやりたくない。。。
私の体験が、皆さまのリスク回避に少しでも結び付けば幸いである。
(完)
~あとがきに代えて~
ホントに「完」にしたい。