#MeToo運動を拡大させた実話をもとにした映画「SHE SAID」
いやぁこれは女性なら絶対観て欲しい。
(あ、ポリコレの時代に失礼)
わたし自身は、セクハラとも記者魂とも
遠いところにいるけれど、
最後には感動してうっと泣いてしまいました。
すばらしい映画ですよ。
内容は重いし、みんな辛そうだけど、
でもそのバランスがすごく良い。
苦しすぎない具合が良い。
あんまり辛いと目をそらしたくなるけど、
そこまでじゃない。
登場人物たちの前向きな姿勢が
自分を奮い立たせてくれるような
勇気をくれる映画です。
Filmarks:3.9
Googleユーザー:62%
ロッテントマト:88% 視91%
極個人的好み度:★★★★★
ポイントを3つにまとめますと、
① 被害者たちが口をつぐむ
専門家じゃないのだから
分かるわけないんだけど、
セクハラを訴えるのは大変なことなのは分かります。
陸上自衛隊の隊員だった五ノ井里奈さんが
アメリカの雑誌「タイム」の「次世代の100人」に
選ばれたのがそれを物語ってますよ。
すごい勇気はもちろん
それだけじゃ全然足りない。
もっともっと強くて
負けない何かが必要でしょう。
この映画に出てくる被害者たちも、
言いたくない思い出したくない知られたくない。
そして示談したときに契約をしていて、
身動きが取れなかったりと
かなり悔しくて辛い思いをしていることが
分かります。
② 記者だって人間だよ
取材する記者にも嫌がらせがあったりします。
でもこの女性記者たちにだって
家庭があります。
夫がいて、子供がいて、
でも自分の使命のように昼も夜も仕事熱心な、
女性記者ミーガンとジョディ。
ミーガン・トゥーイー役は
キャリー・マリガンです。
キャリー・マリガンと言えば、
やっぱり「プロミシング・ヤング・ウーマン」!
この映画の良い悪いはともかく
印象的すぎます。
またキャリー・マリガンの
この笑顔は本当に唯一無二
それが本当に素敵♡
③ 言葉の力が世界を動かします
SNSの影響で文章や言葉が氾濫しているけれど、
やっぱり言葉ってすごいんですよ。
わたしのただの偏見的な映画の感想とかじゃ
なにも起きることはありませんが、
この映画では新聞社の記事によって
世界が変わるのですから
すごいですよね!!!
言葉ってやっぱり
とても大事で重要なもの
なんだなと
感動いたしました!
この映画の撮り方もおしゃれです。
落ち着いていて
なんとなくカッコイイ。
そんなこと思っていたら
なんとこの映画の製作総指揮に
ブラッド・ピットの名前が・・・・・。
ブラピがセクハラしていないのは間違いないですね。