映画「復讐者のメロディ」出所した中年男と大人になりかけの少女の絆
あけましておめでとうございます!
今年はどんな物語に出会えるのか
とても楽しみです!
色々な方の記事を読み、
効率的に自分好みの映画や本を
チェック出来るようになりました。
みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
こちらの原題は
「ブルーバード・イン・マイハート」でした。
「心の青い鳥」のほうが映画に合っている気がしました。
この映画を3つのポイントでまとめますと、
1 ダニー
ダニーは出所したばかりで、家も仕事もなく、
とりあえずモーテルに泊まりながら職を探します。
GPS足輪で管理されていて、
真面目に生きようと試みます。
モーテルのオーナーである
ローレンスの娘のクララが、
受刑中の父親とダニーを重ねているようで、
なついてきます。
変なやつだったら勘違いしてしまうほど、
いやに絡んでくるクララですが、
ダニーはぶっきらぼうながらも大人として
気にかけてあげます。
モーテルの修理の仕事をしたり、
レストランの食洗機の修理や皿洗いをしたりして、
なんとなく生活の基盤が見えだしたダニーでしたが・・・・。
このダニー役のローランド・モラーさんの
雰囲気が好きでした。
寡黙で筋肉質で、
社交的じゃないけれど本当は優しい男です。
2 クララ
クララの母親ローレンスは
モーテルのオーナーですが、
夫が刑務所に入ってしまったため、
運営は思い通りにいっていません。
一人で切り盛りしています。
娘のクララは母親の仕事を手伝ったり、
ダニーにつきまとったりしています。
このクララがひどく危なっかしいです。
スキがありすぎると言いますか、
無邪気すぎると言いますが、
10代後半の少女特有の
子供と大人の合間で大人びて見えるけれど、
中身は子供である感じが
上手に表現されています。
3 絆
ダニーとクララに共通点はないですが、
父親を恋しがるクララにとって、
ダニーは仮のお父さんのような存在です。
ダニーもクララに少しずつ
心を開きかけてきたところに・・・
事件が起き・・・・
雲行きが大きく変わっていきます。
悲しくあたたかく切ない物語でした。
セリフは少ないと思います。
映画の落ち着いた雰囲気と
カメラワークが良かったです。
気になった方は是非観てみてくださいね。