里山歩きのススメ。Part4 入笠山
入笠山(にゅうかさやま)
標高 1,955メートル(長野県富士見町)
信州の里山・総選挙!冬山編(2021年開催)で10位にランクインした、人気の山である。
「里山」の定義をいろいろ調べてみると、
集落や人里に近く、「人間の影響を受けた生態系が存在する山」ということだが、「入笠山」がこの「里山」に分類できるのかどうかは微妙ではある。
しかし、市街地からのアクセスも良く、多くの人が日常的に訪れるのであれば、問題ないということで、「里山歩きのススメ。Part4」では、人気の「入笠山」にお連れしよう。
人気の里山は、環境が整備されていて安心!
地元の里山であればともかく、遠征するなら、ハイカーの多い、いわゆる「人気の里山」を選ぶといいだろう。
日頃あまり人が足を踏み入れることがないような里山は、登山道が整備されていなかったり、分岐が分かりにくいことも多く、里山での道迷い遭難も多く発生しているようだ。
一方、人気の山は多くのハイカーが歩くため登山道もよく整備され、トイレや休憩所なども整備されていることが多いので、安心して足を運ぶことができる。
今回は、ポピュラーな登山口から山頂を目指したが、スキー場に設置されているゴンドラリフトが夏場も営業運転しており、ゴンドラ駅からならば、1時間ほどで山頂まで登ることができる。
ゴンドラ山頂駅からの八ヶ岳とソフトクリーム
登山口からスタートして、入笠湿原を経てゴンドラリフトの山頂駅に足を運ぶと、目の前に八ヶ岳の大パノラマが広がっている。
山頂カフェでいただくルバーブのソフトクリームは、ちょうどいいクールダウンになった。
※ ソフトクリームは扉写真
富士見パノラマスキー場では、パラグライダーのスクールが開催されているのか、カラフルなパラグライダーが飛んでいるのが見えた。
入笠山山頂からの大パノラマ
ゴンドラリフトの山頂駅から「入笠湿原」を通り、入笠山山頂へ。
入笠湿原には、一面に花々が咲いていた。
山頂は、360度の大パノラマである。
八ヶ岳から蓼科山、車山、更に北アルプスの槍・穂高連峰。
乗鞍、御嶽、中央アルプス、南アルプスが一望でき、
富士山も遠望することができる。
最高の天気に恵まれた山行であった。
登山口から山頂を目指すもよし。
ゴンドラでのんびり空中散歩するもよし。
気分を変えて少し離れた里山を目指すなら、ここはおススメである。