雪を待つ。晩秋の「苗場山」~里山歩きのススメ。Part25
苗場山(なえばさん)
新潟県と長野県にまたがる標高2,145メートルの日本百名山である。
山頂台地は、広大な湿原となっており、広々とした台地の様々な場所から360度のパノラマを眺めることができる。
晩秋から雪の季節になろうとする季節。
雪が降る前の最後のチャンスだろう。
小赤沢三合目登山口
登山ルートは、新潟県湯沢町方面からのほか、津南町及び長野県栄村方面からなど、各方面からいくつかのルートがあるが、今回は、長野市から一番近い栄村小赤沢からの小赤沢コースを選択せ、三合目登山口からのスタートだ。
登山口には100台くらいは止められそうな広い駐車場🅿️があり、トイレも整備されている。
この日は、紅葉も終盤に差し掛かったためか、週末の割に駐車場にも余裕があった。
気温は10度前後と、少々肌寒い感じだったが、風がごく弱めだったこともあり、歩き始めればすぐに暑くなると思われたので、ウィンドブレーカーはリュックに挟み込んでスタートした。
山頂台地へ
山頂台地までは、2時間余り。
最初は比較的緩やかな上りが続くが、後半は岩場もあり、鎖場を含めた急登となる。
山頂が湿原なので、登山道は水気が多く、どうしても泥濘が多くなるため、木の根や岩場は滑りやすくなる。
一歩一歩足の置き場に気を遣いながら進んで行く。
山頂台地
時々振り返りながら急登を登り切ると、一面の草原、湿原が現れる。
山頂台地のあちこちにベンチなどが整備されて、多くのハイカーが思い思いに休憩したり、景色を眺めたりしている。
しばらく休んでから、台地を散策する。
下山
ずっと居たいのはやまやまなれど、帰りの時間もあるので、素晴らしい景色に別れを告げて下山しよう。
楽養館
帰りは、小赤沢の楽養館でメンテナンス。
大人600円也
塩分と鉄分の多い赤湯の温泉である。
源泉は45度と書かれていたが、少々ぬるいので、ゆっくりと浸かるのがいいだろう。