横手山(群馬百名山)~里山歩きのススメ。Part22
日本一標高が高いパン屋さん
長野県と群馬県の境に位置する横手山。
この山頂にある「横手山山頂ヒュッテ」が、手作りパン屋さんとしては日本一標高が高いのだそうだ。
標高が高いことにより、パンの焼き具合がどのように変わるのかはよくわからないが、人気のパン屋さんである。
俗に「志賀草津高原ルート」と呼ばれる「国道292号」は横手山のトラバースルートで、「渋峠」がその登山口になる。
志賀草津高原ルート
長野県の志賀高原から渋峠を超えると群馬県に入り、白根山、草津温泉へと至る道路で、関東からだと、一日ドライブコースともなり、夏場や秋の紅葉シーズンには続々と車やバイクが通行し、横手山山頂ヒュッテも相当な賑わいになる。
冬場も、横手山・渋峠スキー場として大賑わいであるが、紅葉が始まる前のこの時期は、観光シーズンの狭間で、平日ということもあり、比較的ゆっくりとすることができた。
横手山 標高2,307メートル
横手山の標高は2,307メートル。
登山口の標高は、「のぞき」登山口で2,050メートル、渋峠登山口で2,150メートルなので、標高差は150メートルから250メートル程度と、気軽に登れるルートである。
今日は、「のぞき登山口」からスタートし、横手山リフトの下を通過して山頂を目指し、渋峠に下山。そこからは国道292号を戻る約5キロメートルのルートを選択した。
リフトも営業
「のぞき」からも、「渋峠」からも、リフトが通年営業してるので、誰でも気軽に山頂へ行くことができるのも魅力だ。
山頂
「のぞき」からのルートは、多少のがれ場があるものの、ゆっくり歩いて40分から50分で山頂に到着する。
山頂からは、白根山方面、浅間山方面、志賀高原方面、遠く北アルプスなど、絶景が拝めるはずだったが、今日は、大気が不安定で午後から雨の予報ということもあって、遠くの山々はほとんどが雲の中で遠望することはできなかったものの、清々しい涼風と瑞々しい景色を見ることができた。
今日(9月11日)の長野市の最高気温は約33度だったようだが、横手山では20度にも満たない涼しい風が流れていた。
ちなみに、渋峠の国道に設置された温度表示計には、「19度」と表示されていた。
高原のパンでひと休み
日本一高いパン屋さんのパンを購入して美味しくいただこう。
ヒュッテの売店・食堂には、5~6人の客。
休日だと、ほとんど満員でパンを買うにも並ばなければならないくらいだが、さすがに、今日は待ち時間もなくパンを買うことができた。
あんぱん、カスタードぱん、クリームチーズぱん、リンゴカスタードぱん
の4つを購入し、展望台でコーヒーを飲みながらいただくことにした。
カスタードぱんは、パンの中にカスタードクリームがいっぱいに入っていて、ゴージャスこの上なく、甘さも程よく、とても美味しくいただいた。
4つは食べきれないので、2ついただいて、残りはおやつに持ち帰ることにした。
下山は渋峠口へ
下山は、渋峠スキー場のゲレンデを下り、渋峠登山口へ。
リンドウ や マツムシソウ が咲き乱れていた。