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大河原峠(蓼科)からの池めぐり♪(双子山〜双子池)~里山歩きのススメ。Part24
大河原峠
長野県立科町の女神湖から蓼科山七合目登山口を過ぎ、佐久市の美笹湖を経て佐久市内に至る峠を「大河原峠」という。
日本百名山に数えられる「蓼科山」への東登山口にもなっていて、標高は2,080メートルほどだろうか。
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ここから2時間ほどで蓼科山山頂に至るとのことだが、今日は、東方向へ進み、隣の「双子山」を目指す。
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双子山
双子山は、蓼科山の東に位置し、標高は2,224メートル。
登山口からは、通常30分ほどの道のりだ。
山頂は広々とした笹原で見通しも良く、途中特に急斜面、難所もないので、気軽に登れる山である。
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双子池
双子山を過ぎて南に下ると「双子池」に至る。
双子池は、雄池と雌池の総称である。
紅葉の時期であれば、湖面に映し出される紅葉が大変「映える」のだが、この時は紅葉には少々早く、かすかに色づき始めたところであった。
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きっと、10月下旬から11月上旬にかけて、美しい紅葉が見られるのではないだろうか。(この山行は10月14日)
ムネアカネ
雌池のほとりでコーヒーを飲みながら休憩していたところ、珍しいトンボが近くにやってきた。
5~6センチの小さな黒いトンボで、普段あまり見かけないトンボだったので、ムシに詳しい人に写真を送ったら、「ムネアカネ」ではないかという。
高地など、気温の低い地域に生息するトンボで、オスが真っ黒になる「赤トンボ」の仲間なのだそうだ。
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平地では見かけることがない珍しい植物や動物に出会えるのも、山歩きの大きな楽しみである。
亀甲池
双子池のほとりから東の谷へ進むと、北横岳への分岐となり、ここに「亀甲池」がある。
水は少なめながら、澄んだ水をたたえているひそやかな池である。
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双子池から亀甲池にかけては150メートルほどのアップダウンがあり、ルートも岩と苔の道なので、少々歩きにくいので、ここまで来るなら足元は登山仕様が良いだろう。
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天祥寺平から駐車場へ
亀甲池からは歩きやすい登山道になる。
暫らく下ると、竜源橋から大河原峠に続くルートと交わる「天祥寺平」に出る。
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ここから大河原峠までは、緩やかな上りが続く。
笹原と樹林帯を1時間ほど進むと、車を止めた「大河原峠」に至る。
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今回は普段山歩きをしない妹を伴ってのハイキング?だったので、ゆっくり、周りの景色を見ながら歩くことができた。
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長門牧場のソフトクリーム
帰り道の楽しみも。
女神湖から立科町方面に下る途中に、長門牧場がある。
乳製品のほか様々な食品を扱っているが、人気は何といっても「ソフトクリーム」だ。
濃い目の甘いソフトクリームで、まったりと、山歩きの疲れを癒そう。
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