千鳥涼介

Web小説作家。代表作は「魔法記者マリヴェルの事件ファイル」。 本業は某大手企業の事業計画に携わるサラリーマン。自身の営業経験、事業計画策定経験に基づいた「Web小説の売り込み」を実践中。 じゃがりこのフタをうまく開けられない。

千鳥涼介

Web小説作家。代表作は「魔法記者マリヴェルの事件ファイル」。 本業は某大手企業の事業計画に携わるサラリーマン。自身の営業経験、事業計画策定経験に基づいた「Web小説の売り込み」を実践中。 じゃがりこのフタをうまく開けられない。

マガジン

  • web小説作家が書いた声劇台本

    web小説作家千鳥涼介が書いた、自分の配信で使った台本や配信者に提供した台本。

  • 営業目線のWeb小説売り込み研究

    Web小説作家千鳥涼介が、営業目線でWeb小説の「売り込み」方法を研究。

最近の記事

声劇台本「書架に降る雨」

利用に際して 好きにご利用頂いてかまいませんが、作者を名乗る行為や二次配布はご遠慮ください。また、配信などでご利用の際は作者ツイッターにご連絡いただければ聞きに行きます。 登場人物・ナレーション ・火神(かがみ) :役者。フランクな喋り方。 ・鐘下(かねした):司書。知性的な喋り方。 ・店員     :見た目は女性。声は男性。 本編 ナレーション:黄色に染まった銀杏並木の下のベンチで、男は本を読んでいた。風もなく、雲一つない快晴。人通りもなく、男がページを捲る音すら周囲に

    • 荒野のドーーーーーーーン!!!!!!!!〜クソデカ銃とガンマン〜

      利用に際して好きにご利用頂いてかまいませんが、作者を名乗る行為や二次配布はご遠慮ください。また、配信などでご利用の際は作者ツイッターにご連絡いただければ聞きに行きます。 ・発声練習に使えます(使えない) ・IQを必要としません(勢いが必要です) 登場人物ガンマン(主人公) モヒカン 民間人 ザコ 保安官 ゴンザレス(悪人) 用心棒 本編 ナレーション:時は開拓時代! アメリカ! なんやかんやでアメリカ西部は無法地帯!力こそが正義の時代! モヒカン:「ヒャッハー! 逃

      • 超・ビッグスケールスペーーーーースオペラ「スペースドーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!」

        利用に際して好きにご利用頂いてかまいませんが、作者を名乗る行為や二次配布はご遠慮ください。また、配信などでご利用の際は作者ツイッターにご連絡いただければ聞きに行きます。 ・発声練習に使えます(使えない) ・IQを必要としません(勢いが必要です) 登場人物主人公 艦長 宇宙人 ナレーション(一番大変) 本編ナレーション:時は超超超超……なんかすんげー未来! 人類はなんやかんやあって宇宙で暮らしていた! ナレーション:なんやかんやあってアレだったので資源が無くなり、人類

        • 声劇台本「Talk on the mafia」

          利用に際して好きにご利用頂いてかまいませんが、作者を名乗る行為や二次配布はご遠慮ください。また、配信などでご利用の際は作者ツイッターにご連絡いただければ聞きに行きます。 上演所要時間は約40分です。 登場人物ジョン・ライ  警察官。バレバレな嘘ばかりつくため、「嘘つきジョン」のあだ名をつけられている。 シャドウマン  指名手配されている、マフィアお抱えの殺し屋。 ブライアン・クロフォード  ホテルマン。ジョンの嘘を信じ、潜伏中の殺し屋の逮捕作戦に協力する。 ダニー・

        マガジン

        • web小説作家が書いた声劇台本
          5本
        • 営業目線のWeb小説売り込み研究
          10本

        記事

          声劇台本「夜見太郎」

          良い子の昔話風声劇「夜見太郎」 ※本作はweb小説紹介VTuber夜見ベルノさんと声劇VTuber焔丸さんのために書き下ろした台本です。「夜見太郎」と「焔丸」のところ、夜見太郎の名付け理由のところを改変してご利用頂いてもかまいません ※自由に使える台本ですが、配信などで読む際は作者Twitterにご連絡頂ければ聞きに行きます 登場人物 主人公 夜見太郎(よみたろう)  夜に見つけたから夜見太郎。超速でいい感じに育ち、剣の達者な爺さんに死ぬほど厳しく育てられたおかげで、

          声劇台本「夜見太郎」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第9回「読み専さんに届け! 作家からの〝お願い〟の仕方」

           Web小説業界には妙な単語が存在する。  「読み専」  Web小説作家ならば聞いたことがあるだろう。読んで字の如く、読む専門のユーザーを指す言葉だ。書店で販売されている書籍は当然、書き手ではなく読み手を意識して営業・販売を行うため、この様な概念は無い。アマチュアが多数存在する、Web小説ならではの文化と言えるだろう。  読み専ユーザーは、世にあふれるWeb小説を楽しみつつも「じゃあ自分で書いてみようかな」とは思わない、あるいはかつて執筆していたが、今は創作を辞めたり休

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第9回「読み専さんに届け! 作家からの〝お願い〟の仕方」

          私見・作家自身が営業をする事について。

           最近、筆者が公開しているコラム「営業目線のWeb小説売り込み研究」を読んで「参考になった」「ためになった」「あらすじを変えてみたら閲覧数が上がった」など、嬉しい言葉を多数いただいている。  「営業目線のWeb小説売り込み研究」は、Web小説の売り込み方の部分に対し様々な営業手法を当てはめる事で、「元々面白いのに読まれない作品を、読んでもらえる作品にする」、その後押しをする目的で書いている。そのため、日の目を見なかった良作が、多くの読者の目に触れるお手伝いができたことを、た

          私見・作家自身が営業をする事について。

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第8回「テンプレの荒波を超え、青い海を目指せ!」

           今や100万作品にもなろうかというWeb小説の中にあって、ありふれた設定の作品は埋もれてしまう、という事は周知の事実だろう。あなたが書いている作品は書き始めた当初、誰も思いつかない様な斬新な設定を採用した事と思う。しかし、こんな言葉もある。  「結局、テンプレがウケる」  飽きるほどTwitterで見かける言葉だ。確かに、最大手「小説家になろう」や、筆者がメインフィールドとして作品を投稿している「ノベルアップ+」でも、投稿作品最多ジャンルはハイファンタジー、いわゆる異世

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第8回「テンプレの荒波を超え、青い海を目指せ!」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第7回「あらすじと宣伝文を変えて、〝好き〟を正確に伝える」

           これまで本コラムでは、何度かあらすじについて語って来た。そして、今回もあらすじの話だ。それだけ、あらすじを書くのは難しく、かつ重要なものなのである。  誰かに何かを伝えるというのは、非常に難しい。ましてや、物語を通じて伝えるならばなおさらだ。それを営業手法をつかって、ある程度解消していく。まずはよくあるお悩みを見てほしい。  「途中で切られた……つらい」  Twitterでよく見かける言葉だ。それが続きすぎて、「つまらない話を書いている」と言い出す作家までいる。  W

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第7回「あらすじと宣伝文を変えて、〝好き〟を正確に伝える」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第6回「自身の強みを自覚する」

           「強みを活かして作品を売り込もう」  よく聞く言葉だ。至極当たり前の事であるし、なにより耳触りが良い。確かに、営業手法としても当たり前にやるべきことである。  創作者であれば、自分の強みはなんとなく分かっている事と思う。独特の比喩表現、臨場感あるバトルシーン、目に浮かぶ様な情景描写……  しかし、それは本当に「強み」なのだろうか? 他より優れていると言い切れるだろうか? そう考えた途端、あなたの足元は崩れ去り、「強みなんてない……」と思ってしまわないだろうか。  ま

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第6回「自身の強みを自覚する」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第5回「短いプロローグは営業的アプローチ!?」

           物語の導入であり、あらすじに次いで重要なのがプロローグだ。  プロローグはあなたの考えた最高に面白い物語に読者を引き込む、いわば扉の様なものである。読者はプロローグという名の扉に手をかけ、あなたの物語世界へと足を踏み入れてくれる……はずだ。  しかし、プロローグの時点で切られてしまい、読まれなくなるパターンも数限りなくある。なぜだろうか。プロローグなど書いてしまったから、読者が逃げたのだろうか。  たしかに「プロローグを飛ばして第一話から読み始める」という読者も少なくな

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第5回「短いプロローグは営業的アプローチ!?」

          営業目線のweb小説売り込み研究 第4回「1ツイートにすべてを詰め込む」

           web小説創作アカウントとしてツイッターを眺めていると、こんなツイートを見かける。  「小説読みます」  大いに結構だ。読みたい作品を勧めに来てほしいという考えや作家仲間を増やしたいという考えなら良い。ただし中には相互評価を要求したり、フォロワー稼ぎのためにやっている者もいるので見極める必要がある。  ただ、今回はそういう話ではなく、その「小説読みます」ツイートにぶら下がっているリプライを見て感じたことから、お伝えしたいことがある。以下の自作紹介ツイートを見てほしい。

          営業目線のweb小説売り込み研究 第4回「1ツイートにすべてを詰め込む」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第3回「長過ぎるあらすじは今すぐ削れ!」

           あらすじは、Web小説における「顔」だ。営業で言うところの商品紹介の営業パンフレットにあたる。  あらすじの書き方、読まれるためのあらすじ、良いあらすじダメなあらすじなど、Twitter上でもあらすじの書き方は度々議論されてきた。そこでよく言われる内容をまとめると、下記の通りだ。  ・長過ぎるあらすじは良くない  ・内容が伝わらないあらすじは良くない  ・まとまっていないあらすじは良くない  主にダメなあらすじについて語られている。では、何が良いあらすじなのだろうか。

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第3回「長過ぎるあらすじは今すぐ削れ!」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第2回「書きたいものを書くのは営業的にも正解」

           Web小説のアカウントの中に一定数、創作論をツイートするのが好きな方がいる。彼らのツイートを見ていると、意見が二つに別れている話があった。  「書きたいものを書くべきだ」  「人気ジャンルを書くべきだ」  どちらが正しいか、創作者としての筆者にはわからないが、これを営業目線で読み解いていこう。今回の話は、そもそも何を書くか。つまり、売り込むテクニックである営業戦術のさらに上流である、営業戦略に置き換える事ができるだろう。  私は、営業戦略を立てる際に忘れてはならない

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第2回「書きたいものを書くのは営業的にも正解」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第1回「Twitterは最大にして最悪の売り込みチャネル」

           個人が宣伝をするにあたり、最もコストパフォーマンスの高いツールがTwitterだ。  世界的にはFacebookの方が圧倒的にユーザー数が多いのだが、Web小説は日本語の文章そのものがコンテンツのため、海外ユーザーの閲覧は考慮から除外している。イラストや動画、音楽よりも海外からの閲覧を望みにくいのも、Web小説の特徴だ。  2019年12月のデータを確認すると、Twitterの国内アクティブユーザーは4500万人。サブアカウントもあるだろうが、減少傾向にある上、年齢層も

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第1回「Twitterは最大にして最悪の売り込みチャネル」

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第0回「Web小説はバズらない」

           「Web小説」  この単語を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。  Web小説に関わる前の筆者であれば、おそらくこの単語を聞いても、なにも想像できなかっただろう。せいぜい「青空文庫」くらいなものだ。  それほどまでに、Web小説という存在は目立たない。世間では、小説というものはプロが書いて書店に売り出されているもの、というイメージが根強く、無料で無数の作品が読める、素人が書いたWeb小説というものの存在は、あまり広く知られていない。  ところが、こう言えばどうだろう。

          営業目線のWeb小説売り込み研究 第0回「Web小説はバズらない」