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Shimodah
2018年3月4日 21:09
20年前。地元は京都の田舎で、大学進学のため当然のように町を出た。卒業後も、文章を書いて食べていく仕事は地元にはないと、帰っていない。以来、地元から車で2時間離れた場所で暮らしている。そして40歳を目前にして、ふと思うのだ。これから行こうとしている理想の暮らしは祖父母のそれだな、と。ぬか床やお味噌などの発酵食品、ジャムなどの保存食、羊を飼うこと、複数の仕事をすること、興味を持つものは全て祖父母
2017年1月22日 22:27
泣き虫で恥ずかしがりやの保育園児だった。そんな私の憧れは、ミンキーモモ、クリーミーマミ、ペルシャ。彼女たちのように変身して、くるくると踊るように暮らす自分をよく空想した。空想の世界は私を満たした。設定はいつも魔女っ子。好きなアイドルをすべて兄弟にして(もちろん私は溺愛される末っ子)、空からやってくる悪いやつらと闘っていた。自然に愛され、美しい人たちに愛され、この世界の調和を導く自分
2016年10月21日 17:46
ベッドに入る前のちょっとした時間。刺し子をチクチク進めている。テキストはこれ。 「嫁入り道具の花ふきん教室」近藤陽絽子さん著いろんな模様があることがわかる。刺し子は本来、布の補強や保温のための知恵だったそうだ。いまはいろんな繊維が開発されているから、その手仕事を受け継ぐ意味は薄れてしまった。だけど、チクチク針をさす時間は心が安らぐ。花ふきんを使うと、家事仕事が楽しみになる。
2016年8月13日 15:25
ぬか床を始めた。揃えたのはこの3つ。・中村食品 河村さんちの鉄粉ぬか床 1kg・野田琺瑯 ぬか漬け美人 TK-32・『はじめる、続ける。 ぬか漬けの基本』山田奈美著河村さんのかけられた時間と研究の成果をちょうだいして、私のスタートはらくちんなものだ。毎日朝と夜にかきまぜて、ぬかのにおいと柔らかさの変化を見る。1ヶ月ほどして発酵したにおいがしてきた。生で食べるよりも植物性乳酸
2016年8月13日 15:12
映画「あん」を観た。目の前にあるものがどうやってここに来たかを想像する。こんにちは、よく来てくれましたね。そのあたたかな視線は、この世界の見え方を変える呪文のよう。たったひとりの相手に向ける、興味や期待、独占欲、慈しみを、少しずつまわりに広げていけたらいい。