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2歳男児と、わちゃわちゃクッキーづくり

なんとなく家に居たい時、家での遊びがマンネリ化した時、息子とクッキーを作ることが多い。
一緒にクッキーを作るようになったのは今年のバレンタインデーからで、息子は1歳9ヶ月だった。

ホットケーキミックスと、米油と豆乳をボールに入れて、手やスプーンで混ぜて、両手で丸めて、潰して、オーブントースターの天板に乗せる。
その時の気分でココアを混ぜたり、レーズンを混ぜたり。
息子はココアを混ぜた生地がお気に入りで、何度も何度も味見をする。

一緒にクッキーを作るようになってから、粘土遊びがメキメキ上達していった。
手指を細かく使うから、力加減を覚えたり、自分で形や厚みを調整したり、美味しくて楽しい知育の時間になっている。

クッキーを作っている最中は母もなるべく怒らず心穏やかに過ごしたいため、スマホで動画を撮るようにしている。
そうすれば、息子もわたしもカメラを少なからず意識して、多少は自制出来る。
「ボールから粉零れたあぁ」「味見し過ぎだよぉ」「焼いてからの方が美味しいよぉ?」と呆れたような自分の小言が収録されている。
その瞬間は大変だけれど、後から見返すと、息子のクッキー作り職人としてのスキルアップに気付けたり、イタズラっ子な笑みを浮かべて味見をする茶目っ気に、家族一同とても癒される。成長記録は宝物だ。


先月、わたしの大好きなnoter みずうみさんの『お菓子とふり返る夏、お菓子と私の関係とは』を拝見して、どれも美味しそうで、見た目も美しく可愛らしくて、心をホクホクさせながら読み進めていた。
桃と紅茶のパフェ、食べたい…!!!
いつか絶対みずうみさんのお菓子を食べに行く。わたしの野望。

その中の『ゆる〜くいこうよ、米粉クッキー』エピソードが共感の連続で分かりみが深く、頭の中でみずうみさんとガシッと固く握手を交わした。
何事も母子ともに楽しくできるようになるタイミングはそれぞれ。
急に一緒にやってくれたり、今日はやってくれなかったり。なんでやねん!と毎日言ってる。
「こんな時もあるよね〜」「今は気分じゃないのね〜」「これでいいのだ〜」と、わたしも少しずつ思えるようになってきた。

子どもとのお菓子づくり中の心境に共感しながら、
家に米粉があるけれど、米粉でクッキー作ったことがないな。息子と作ってみたい!と思い、「みずうみさん流 米粉クッキーの作り方を教えてください(`・ω・´)!」と厚かましいお願いをしてみた。

写真付きでお菓子づくり初心者のわたしでもとても分かりやすく、且つシンプルで子どもと楽しく挑戦できるレシピを送っていただいた。
レシピを送ってくださる前に再度ご自身で作って工程を再確認されたり、粉の具合や生地の厚みが分かりやすいよう写真を添えてくださったりと、
みずうみさんのお菓子づくりに対する真摯さと真心が伝わってきて、嬉しくてあたたかい気持ちになった。
みずうみさん、本当にありがとうございます!!

木の棒で伸ばすことに初挑戦
コツを掴んできたご様子
一緒に選んだクッキー型
むぎゅっ
むぎゅ〜〜
よし、焼くか
焼けた
子(もう食べていい??)

「待って!触らずに応援してて!」「粉まみれの手で逃げないで〜!!」「あっあっ、割れるっっ」と初めてのレシピでいつもよりバタバタしてしまったが、初めて木の棒で生地を伸ばしたり、型抜きをフル活用したりと息子にとっても新体験で、親子の楽しいひと時だった。

小麦粉や牛乳を使わずに、こんなに美味しく優しい甘さのクッキー作れるんだ!と感動した。 程良い塩味もあって、焼く前から食べる手が止まらなかった。

写真を見ていて、息子の手ちっちゃい!まだまだ赤ちゃんっぽさが残ってるんだなあと、愛しさと切なさと心強さが爆発した。
焼き上げている間にコーヒーを淹れて、子どもとクッキーを一緒に食べながら共に作っていた時間を思い出すと、更にホッコリ甘く感じる。
例え雨の日でも、陽だまりの中に居るように心が暖かく穏やかになる。

いつまで一緒に作ってくれるだろうか。
いつか一緒にクッキーを作ったことを、楽しかったこととして思い出してくれたら嬉しい。
これからも息子とお菓子づくりを楽しみたい。

みずうみさん、素敵なレシピと機会をありがとうございました!

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