ベルファスト(2022)
200-#ベルファスト(2022)
#明日に向かって笑え
#ネタバレなし
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監督の#ケネスブラナー は
#マイティソー #オリエント急行殺人事件 の監督や
#ハリーポッターと秘密の部屋 、#テネット のヒール役
なんかも記憶に新しく、
直近#ナイル殺人事件 でも製作・監督・主演。
#アカデミー賞 7部門はじめ、
イギリスアカデミー賞や放送映画批評家協会賞等も受賞。
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【アレ、これで終わり…?】
運よく#試写会 に行く機会があり、公開に先駆け一足先に#映画発掘。
珍しくパンフ付きだったのでビックリ!
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見終わっての第一印象は、
アレ、これで終わり…?みたいな(笑)
アカデミー作品=重厚で少し長め
の印象が強い中、こんなシンプルな感じでもいいんだ!
みたいな感じ。
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いや、これ非常に無駄のない造りになってるんですが、
それでて薄いかってとそうでも無く、
むしろ無駄がないからメッセージ性がストーンと残るっていうか。
家族や故郷について思い返すきっかけになりそう
と感じた映画でした。
【リアリティの高さを意識した作品】
ケネスブラナーは北アイルランドベルファスト出身
ということで自伝的な要素も濃い本作。
子ども目線を意識して少し低めの視点からかわいく撮られてます!
映画好きなところも要所要所出てきて、
過去に監督したある人物が原作として出てくるような小ネタもあり、
ブラナーが少年へ投影されてるのを感じます。
他キャストもアイルランド人中心、
衣装・メイクも当時可能だったものに寄せて作られており、
リアリティの高さも意識した作品。
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【グっとくる表現手法】
映像はほぼモノクロで、音楽も含めとてもノスタルジィ、
雰囲気がよい映画で観ていて心地よい!
あるとても大事なシーンのみカラーになるところもあり、
その理由を考えると少年の心情や家族との思い出
につながる部分もアリ、
とてもグッとくるシーンになってたりします。
【子ども視点だから際立つ視点・セリフ】
宗教改革からつながる60年代末期から90年代まで
死傷者の出たプロテスタント対カトリックの北アイルランド紛争
が舞台。
カトリック系ですが、結構貧乏で父親が出稼ぎの中、
お母さんが頑張って育ててる側面が強い。
トイレも外にあるボットン便所…
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この辺り世界史なんかを思い返しておくとより楽しめるかも。
(本来アイルランド系の争いだったこと考えると、お互いが熾烈に奪い合いを重ねる実は結構怖い話…)
勿論、そのまま観ても十分楽しめるかと思いますが!
この辺の記憶がない私でも楽しめたのでw
あまり小難しい歴史知識等は出てこない気がします。
(知ってればもっと理解できることを逃しているだけかもですが)
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やっぱ子ども視点に作られてるっていうのが
効いてきてると思うんですが、
子どもの素直な感情の方が
シンプルで詳しくない人にも共感しやすいという。
戦争の小難しい争いの背景よりも、
日常の友達や好きな女の子と一緒にいたい気持ちや
御祖父さんとの一緒に暮らしたい
って気持ちの方が際立つといううまい作り。
(同じ宗教内で争うなんて…って子どもの視点のが真っ当ですよね)
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派手好きの方には薄味気味に感じる人もいるかもですが、
故郷と家族愛へのメッセージを、シンプルな進行と表現から
素直に楽しめるのが本作の見どころな気もします。
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特に、最後の父親のセリフは
メッセージ全てが集約されている感じで
印象に残ること間違いなし。
この父親のスタイルが割と正論ついてて良いんですよ。
どうしようもなさそな一面もありながらも
恋愛は宗教関係ないって子どもに教えるとことか、
同じプロテスタントでも争いには参加しないところとか。
(まぁ、こうやって分断は深くなってくわけですが
ちなみに御祖父さんもファンキーで
「長年いる奥さんも同じ言語たが未だ通じない」
みたいなセリフも(笑)
そこから通ずる
「大事なのは分かろうとすること、
伝わらないのは相手がわかろうとしてないから」
みたいなセリフも
戦争について考えさせれれるさりげない一言だったり。
子ども視点の受け手だから響く現代への名言が
さりげなく多いというのも
見どころの1つかもしれません。
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ウクライナロシア紛争に通ずる部分も多く、コロナも長引く中、
当たり前の家族愛・変わらない故郷愛が
今こそ脅かされるって人もいると思うんですが
何があっても前に進んでいこう!
という応援にも感じる本作は今必見の一作な気がします!
是非次に観たいリストの1候補としていかがでしょうかー?
#映画観賞 された方のご意見#映画感想 も楽しみにしてます〜!
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#シネクス発掘度6 /10
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