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私がサステナビリティに懸ける理由
自己紹介
みなさんこんにちは。シェルパ・アンド・カンパニーでCOOをしています町田です。
前職は経営コンサルティング会社に新卒で入社し、シェルパは2社目になります。よく年齢不詳と言われがちですが、実際の年齢は直接お会いした時にお伝えできればと思います。
趣味はアウトドアではゴルフやキャンプ、深夜の首都高ドライブ(ルーレット族ではない)、インドアでは麻雀やサッカー観戦などですが、最近は特にK-POPアイドルのaespaにドハマりしており、夜な夜な一人でYoutube見ながら踊ったりしてます。
そんな私ですが、なぜサステナビリティという領域で命を燃やしていこうと思ったのかについて少しお話できればと思います。
コンサルタントからバックパッカーへ
前述の通り、私は新卒で経営コンサルティング会社に入社して、特にベンチャー企業に対する事業面や組織面のグロース(成長支援)コンサルティングに従事しており、シニアマネージャーとして社内のコンサルティング部門を見ながら日々コンサルタントとしての成長を楽しんでいました。
目の前のコンサルティングの仕事やクライアント経営者との関わりはいつも刺激的で成長実感を持ちながら働いていましたが、シニアマネージャーとしての管理職業務が増えることに伴ってクライアントに向き合う時間が相対的に減っていく中で、どこか心が燃えていないような感覚も抱くようになりました。
そんな葛藤を抱えていた2022年の後半に、プライベート面での大きな変化があったことをきっかけに、それまで全速力で駆け抜けてきたところから一度荷物を降ろして立ち止まることを決意し、これまでとは全然違うチャレンジをしてみようと思い立ちました。
20代のうちからコンサルタントとして日々経営者と対峙しながら企業の課題解決をサポートする立場にいたことで、どこか万能感のような勘違いが自分の中にある感覚もあり、このままではカッコいい大人になれないなと思って「自分が全然通じない世界に飛び込んでみよう」と決めました。
その挑戦の先として選んだのがバックパッカーでした。それまでの自分はどちらかと言えば保守的で、バックパッカーなんてしたことがない上に英語も話せませんでした。学生バックパッカーも多いと聞く東南アジアではなんかぬるいなと、とはいえアフリカに言ったらさすがにDEAD OR ALIVEすぎるなと考え、中間のインドを目的地にして2023年4月から単身でインド放浪を始めました。
「世界」という衝撃の最中、シェルパとの出会い
インドから始まったバックパッカー旅は6ヶ国を跨いで各地を転々とし、月並みですが日本で感じる”当たり前”が全くと言って良いほど通じないことばかりで、日本の外に出て初めて日本という国がいかに素晴らしく誇らしい国であるかと思えるようになりました。
インド到着初日からいきなり詐欺に遭ったり、8,000kmを縦断するバイク旅の中で3回も事故に遭ったりと、とても書ききれない程のバックパッカー旅のあれこれはまた別の機会にでも記事にしようと思います。
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各地で出会った人たちとの対話で価値観や考え方に対して大いに刺激をもらい、バックパッカーになる前の自分が思っていた「世界」がいかに「日本」だったかと思い知らされました。
そんな世界からの衝撃を全身で体感していたある時、日本にいた時からの知り合いだったエージェントの方にお声がけいただき、ひょんなことからシェルパと出会いました。
代表の杉本さんとインドから繋がって話を聞く中で、コンサルタント時代に自分がやっていたベンチャー領域でまさにこれから大きくグロースをしようとしていることへの興味に加え、サステナビリティという世界をこの時に初めて知りました。
それまではベンチャー企業と中心に関わりを持っていたこともあって、正直サステナビリティという領域とは距離感のあるところにいたと思います。また、シェルパに関わらせてもらうことになってからも最初の頃はサステナビリティやESGというものが世の中にとってどんな価値をもたらしているのかについて腹落ちしきっていなかったのが本音です。
そこからシェルパのメンバーの皆さんと対話をしたりクライアント企業の声を聞く中で、世の中にとってもまだサステナビリティは「正解が確立されていない未開の地」なのだということがよく分かりました。
サステナビリティという非財務の領域が企業の収益性などの財務に対してどのような影響をもたらすのか、サステナビリティの活動を推進することで世の中にとってどのような好影響があるのか、この辺りの因果関係は今もなお確立されていないような世界です。
それを知った時に自分が感じたのは、まだ誰も正解を持っていない可能性しかない領域でパイオニアとして未開の地を拓いていける「なんて面白そうな世界なんだ」という感覚でした。
想いとサステナビリティの融合
私がベンチャー企業を好む理由は「大いなる可能性を追求できること」にあり、同時にコンサルタント時代に抱いていた葛藤は、創業当初の高い志が金融市場の波に飲まれていく中でいつの間にか事業やスタンスが変わってしまう様を見て感じた「資本主義の限界」でした。
まだまだ限られてはいるけど自分が見てきた「世界」に影響を与えるだけの事に命を燃やしたい、まだ誰も到達していない未開の地を切り拓いて世の中はもっと良くなるという可能性を追求したい、そんな想いを持ちながら今年の4月にシェルパの経営陣で京都に集まって経営合宿を行いました。
その経営合宿の中で皆で言葉にしたのが
『利益とサステナビリティが融合する世界を実現する』という当社のビジョンです。
私が心の中で想っていたものとサステナビリティという世界が融合した瞬間でした。
利益とサステナビリティという一見相容れない2つが融合するような新しい世界を実現すること、これ自体が私にとっての「資本主義の限界」に対する挑戦であり、まだ誰も正解を持っていない出来るかどうか分からないような領域で挑戦できることに心からワクワクしています。
サステナビリティという未開の地を、我々の想いに賛同してくださるクライアント企業とシェルパの仲間たちと共に切り拓いていけることに感謝をし、これからも高みを目指して駆け登っていきます。
長くなってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
みなさんこれからもよろしくお願いします!
次は、エンジニアの赤部さんです!お楽しみに⛰️🧗