北欧留学生活でのESG意識の高まりと、シェルパの魅力
こんにちは!シェルパでセールスに所属している神田です。
シェルパに入社し、1か月が経過しました。
今回は私がESGに関心を持った一つの大きなきっかけであるスウェーデンでの留学生活について、そしてシェルパの魅力について書きたいと思います。
留学生活について
大学時代、スウェーデンのルンド大学に1年間留学し、様々な交流・経験を通してESGに対する意識が芽生えました。(今から10年ほど前のお話です。)
ルンド大学はスウェーデンの南部にあるルンドという街にあります。スウェーデンの首都のストックホルムよりも、隣国であるデンマークの首都・コペンハーゲンの方が電車で30分程度と近く、滞在中にコペンハーゲンにも何度か遊びに行くことができました。
街全体に大学のキャンパスが点在しており、自然と美しい街並み、歴史ある大学の建物が融合した素敵な大学街です。
そんなルンドでの生活を通し、ESG意識が高まった3つの要素についてご紹介します。
循環型社会
①生活の中に根付いたリサイクル文化
まず生活の中で最初に驚いたのはどのスーパーにもペットボトル・缶のリサイクルマシーンがあることです。
ペットボトルや缶を投入すると、デポジットが戻ってくる仕組みになっており(予め飲料の代金に容器代のデポジットが上乗せされています)、スーパーでの買い物時にその分を割り引きとして使えるようになっています。
日本では飲み終わった飲料の容器がポイ捨てされていたり、自販機のごみ箱があふれかえった様子を見かけることもありますが、使い終わった後に無責任に捨てるのではなくリサイクルしようとする意識につながる取組だと思いました。
友人同士でホームパーティーをすることが多い学生生活において、パーティー後日の片づけもそんなシステムがあるとハッピーな気分でできるものです♪
②中古品の流通
留学生だからこその環境でもありますが、中古品の売買が盛んでした。
基本的に家具付きの学生寮に住む留学生がほとんどですが、移動手段である自転車や備え付けがない家具(シーツや布団など)は自分で調達する必要がありました。
そんな中で、「Sell & Buy Lund」という主にルンド大学の学生向けのFacebookコミュニティがあり、そこで中古品の売買を当事者同士で行うことができました。
私自身も広いルンドの街中での移動用に自転車を購入しました!(アジア人はやはり北欧では小さいようで、購入したのは子供用の自転車です。笑)
③消費
日本での生活に比べ、ものを消費すること自体が少ないと感じました。
日本だと主要駅には100円ショップがあり、コンビニはどこにでもあるので必要なものはすぐ手に入ります。
スウェーデンでは必要なものが手に入らない不便さはありましたが、逆に本当に必要なもののみで生活をして、無駄なものを買ったり使わないままごみ箱へ捨てたり・・ということがあまりなく、気持ちの良い生活ができたと思います。
また、ランチについても(これも学生だからこそではあったかもしれませんが)、タッパーに自家製サンドイッチを入れてくる人、学校のカフェで軽いパンを買う人、リンゴを丸ごとかじっている人・・などをよく見かけ、私もパンを持参したりしていました。
留学前の日本の大学生活では、学内のコンビニでお弁当を買って、食べ終わったらお弁当容器を捨てて、、という生活をしていた自分からすると、毎日出すゴミの量にも意識が向くようになりました。
自転車文化
ヨーロッパの自転車文化が進んでいることは一般的な話ですが、留学生活を通して本当に自転車を使っている人が多いなぁと実感しました。
ルンドの街中でも自転車移動をしている人が多いのですが、隣国デンマークの首都・コペンハーゲンではさらに自転車の往来が多く、驚きました!
街を歩いていると歩行者よりも自転車に乗った人を多く見かけるほどで、自転車が2列並んでも余裕で走れるほどの広い自転車道が整備されています。
コペンハーゲンは地形が平らで自転車が利用しやすいこともありますが、カーボンニュートラルに向けた取組の一環として自転車道の整備を進めたことが自転車普及の背景にあるそうです。
自転車通勤の普及による炭素排出量の削減・住民の健康促進・道路整備による安全性の向上など、地球にも人にもよい効果を生んでいる取組ですよね。
ダイバーシティ
留学中、様々な年齢・バックグラウンドを持った学生と出会ったことが印象的でした。
日本では高校卒業後にすぐに大学へ進学、大学や大学院卒業後はすぐに就職することが主流ですが、スウェーデンでは高校卒業後に一度社会に出て学びたいことを見つけてから大学へ進学する人や、新しい資格やスキル・キャリアを積むために社会に出てから大学へ戻ったりする人もたくさんいます。
学生から社会人への明確な境目や、こうあるべきという固定概念がないと感じました。その背景に義務教育~大学までの学費が無料であることや、奨学金制度が充実していることがあるのかもしれません。
自分のペースでやりたいことを探したり学んだりできる環境が、多様性を生んでいると感じました。
シェルパの魅力
そんな学生時代の経験を経てESGに対する意識が高まった私ですが、私が強く感じたシェルパの魅力はCore Valuesの一つである「Respectful Team」のカルチャーでした。
入社前から面接を通し、マネジメント陣の【メンバー個々人の働き方・ライフスタイルに対するリスペクト】を強く感じたことが入社の決め手ですが、入社してみると想像以上に様々なバックグラウンド・働き方・雇用形態・勤務時間の方がおり、なんだか安心しました。
実際に私自身も2歳児を育てながら妊娠中の身であり、産休に入るまでの時期はセールスのアシスタント的な働き方をさせていただいています。育児面でも体調面でも無理のない働き方ができ、配慮と柔軟な対応に感謝でいっぱいです。復職後にセールスとして本格稼働した際は、より世の中、そして会社の力になれるように頑張りたいです!
メンバーそれぞれへの配慮があることで色々な経験をしてきた人材が集まり、まさにダイバーシティの効果を発揮している会社だなと日々感じます。
そんなシェルパについて、より多くの人に知ってもらえたらとても嬉しいです!