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【日本ドラマ】『17才の帝国』公共政策の実験

5月開始全5回のドラマ『17才の帝国』の第1話を見てみました。

舞台は202X年。つまり近未来とも言えないほんのちょっと先の、結構リアルな話として設定されています。

AIでリーダーを選出し、自治体の政治を担わせるというUtopi-AI、略してUA(ウーア)計画。
3台のスーパーコンピュータTri、Hexa、Nonaからなる政治AIソロンが政策補助となる。3台はそれぞれ経済成長、生活文化、持続可能性を重視した提案をする。最終決定は閣僚に委ねられる。
閣僚メンバーは、厚生文化大臣、財務経済大臣、環境開発大臣、総理大臣の4人だけ。

実際にこの実験をやろうと本気で思えばできなくはないかもしれないけれど、どうだろう。7年以内に環境整備できるだろうか。どこかの小さな自治体レベルなら可能なのかもしれません。実際にやってみたらどうなるのか見てみたい。

それをこのドラマが見せてくれるということですね。

第1話を見て、本作の内容はイエール大学・成田悠輔教授の考え方に似ているような気がしました。ヒントを得ているのではないでしょうか。

この実験はつまり、民主主義について考え直しアップデートする、ということになるのかなと。
ジョージ・オーウェルの『1984年』的な世界に陥らず、つまりAIソロンをビッグブラザーにすることなく、新しい世界を作れるのか、作れるとしたらそれはどういうものになるのか。

ドラマの行方も楽しみですし、政治や民主主義を根本から考え直す良い機会になりそうです。

総理・真木亜蘭役の神尾楓珠さんは、第1話を見たところでは彼自身がAIっぽい感じですけど、いかにもバシバシ決断しそうで、持ち前の眼力メヂカラが生きてますね。
財務経済大臣・雑賀すぐり役の河合優実さんは、直近で私が見たドラマはたぶん縦型ドラマ『上下関係』でしたが、そこでの役柄と全く違う雰囲気で、演技に幅がある方だなと思いました。すぐりの私生活のパートナーは女性なのかな?

NHKなのでNHK+で見ていますが、TVerにないから見るの忘れそう。笑
気をつけなきゃ。

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