イタリア庶民料理の研究〜歴史上’声なき’人々の料理を紡ぎたい〜マンスリーレポートVol.5(2023年5月)
皆様、チャオです!
ボローニャ大学歴史文化学部で、イタリア料理の研究をしております、中小路葵です。
研究を応援して下さる皆様に向け、活動報告としてマンスリーレポートをお届けします。
今月は卒業論文が終盤に入りつつあります。
今まで調査してきたことを整理し、執筆しているところです。
目次(予定)
Table of contents
Introduction
Thesis statement
Academic background
Aim of project
Research questions
Thesis structure
Literature review
Defining peasants’ cooking
Geographical features
Agrarian historical setting in the 20th century
Social changes impacting the peasants’ cooking
Globalization on food system
Typical recipes of today’s regional cooking
Methodology
Purpose
Research design
Survey instrument
Interview questions design
Interviewee collection process
Demographic profiles
Analytical procedures
Ethical considerations
Limitations
Results
What they ate in the peasant’s family in the Po Valley and Murgia
How they changed their eating in the 60’s, 70’s, 80’s
Discussion
Myths of traditional peasants’ cooking
Changes and continuity of peasants’ cooking
Validation of methodology
Conclusion
Summary of findings
Feasibility of methodology
Contributions to the literature
Possible future study
Final reflection
Appendixes
Interview logs
Reference
現在の研究状況
①論文ライティング
調査事項をまとめ、今までの農民料理の定説と、実際の自分のインタビュー結果を比較しています。
また、20世紀後半の農家の料理がいかに変化してきたかについて述べようとしているところです。
全200ページ。自分史上、前代未聞の挑戦ですが、頑張ります!
来月のターゲット
論文提出!!!
研究サポートメンバー募集中!
こちらで私の研究内容を紹介しています。
研究の支援をして下さる方々を募集しています!
一緒にディープな研究を楽しんでくださる方、ぜひどうか宜しくお願い致します!
P.S. テストで満点合格もらいました!
テーマは「食の文化遺産」。
「生活文化遺産としての日本茶道」のテーマで論文を書いて、教授との口頭試験。
講評で教授に「視点も内容も素晴らしいけれど、まず構成がしっかりしている論文。これはきっと今まで貴方が書いてきた量だね」と頂き、はからずも涙ぐんでしまいました。
実は、公私共に、本当に抱えているものが多く、私らしくないくらい、時間を戻したいと思うような絶望や焦りもあり、でもこの言葉でやって来たことは間違いじゃなかったのだと少し思い、前に進もうと思う次第です!
ここから先は
ボローニャ大学修士、料理史学徒の研究ノート
ボローニャ大学修士、歴史文化学「Global Cultures: Food History」専攻の学生が、研究内容を共有するマガジン ・…
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