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「小さな成果」を認める大切さ ー 駐在妻がモヤモヤから抜け出すヒント

はじめに

駐在帯同で異国生活をしていると
「なんで私はこんなことも出来ないのだろう?」と落ち込むことはありませんか?

日本では当たり前にしていた日々の買い物や病院でのやりとりに手こずったり、キャリアの中断で自己肯定感が下がったり・・・

こうして駐在妻がモヤモヤを感じる理由の考察については、以前noteでも書き記しました。↓

そして別noteでは「本は最高の先生ーモヤモヤ駐在妻に読書のススメ」というタイトルで、読書がモヤモヤから抜け出す大きな一助となったという話をしています。

今回のnoteでは、駐在妻がモヤモヤから抜け出す一助として「小さな成果を認める大切さ」についてお話したいと思います。

個人的に感じていることですが、駐在妻の方たちは総じて根が真面目で頑張り屋さんな方が多く、自身に課す目標が高い人が多いように見受けられます。

はたから見たらもう充分スキルや素晴らしい人格などが備わっているのに、現状に甘んじず、より良い自己の在り方を追求している方の多いこと。

それ自体はとても良いことではあるのですが、挫折・失敗経験が多い異国生活では時にそのマインドが自身を苦しめます

「小さな成果を認めてあげる」 - 私自身も自分に厳しい面がある故、長らくこれが出来ずに苦しみました。

では
・どのようにして自分を認められるマインドに変わったのか
・小さな成果を認めることで得られたプラス面

今回のnoteではこれら2つについてお話しします。

なかなか今の自分を認めてあげられない方
こちらのnoteが少しでも解決の一助となれば嬉しいです。

今の自分を認められない原因とは?

もしこれを読んでいる方で、今の自分を素直に認めてあげられないという方がいらしたら、その原因は何でしょうか。

私自身も「認められない→認められる」の変遷を辿ってきたので、その経験も分解しつつお話したいと思います。

1.自分を認められるようになるまでのプロセス

元々ずっと自己肯定感が低く、社会人になってからは「自己肯定感を高める●●」といった類の本を何冊も読んでいた私。(読むだけで大して改善せず)

そんな状態で初めての海外生活。自分に厳しくて無駄にプライドも高かった私は、失敗ばかりの生活で更に自信喪失。自己肯定感がだだ下がりした時期もありました・・・

しかし最近では暗黒期をようやく抜け出し、「自分を認める」ことが出来るようになっているなと思います。

それではアメリカ生活1年強の中で、どのように今のような前向きマインドに変わっていったのか、実際に行ったプロセスをご紹介します。

①生きてるだけでハナマル!自分の置かれた現状を「客観視」

自分に厳しい人、頑張り屋さんな人ほど、「今よりもっと成長しなきゃ」「私は何も出来ていない」とついつい自分を追い込んでしまいがち。

そんな時は、自分の置かれた状況を客観視することで「あれ、私意外と頑張ってるかも?」と自身を認めてあげられるようになります。

例えば私自身の場合
・30数年間で初めての海外生活なのにそこそこ順応している
・英語で買い物や学校、病院関係など(不完全ながらも)一応こなせている

日常を当たり前にこなしているから忘れてしまいがちだけど、こうして異国で毎日生き抜いているという状況だけでもハナマルだと思います。

自分を客観視、一度外から見てみると、自己に対する評価の仕方がまた変わってくるのではないでしょうか。

②"過去の自分"と比較し出来るようになったことを「言語化」する

①客観的に自分の置かれた状況を理解するのと並行して、どんなに小さなことだとしても、出来たことを「言語化」するのも大事なプロセス。

私はノートに「過去の自分と比較して出来るようになったこと」を、不定期に書き出しています。

具体的な例としては

・スーパーの返品ができた
・郵便局で荷物をだせた
・運転免許を取得した
・ESLに通い始めた
・学校の先生との面談に一人で行けた
・アメリカのオーブンを使えた
・納豆を手作りした

などなど。
こんな小さいこと・・・と考えず、思いつく限り書いてみましょう。

きっと数々の事が新たに出来るようになっていると思います。

自分では「何も出来ていない」と思っても実際そんなことはありません。

言語化して可視化することで「頑張っている」と少しは自己肯定できるのではないでしょうか。

③「自己理解」-周囲の人が凄く見える。でも果たしてそれは自分のなりたい姿?

自分を認められないもう一つの要因として「周囲の凄い人たちと比べてしまい、自己評価が下がる」ということがあります。

私の身近にいる駐在妻の方も、皆さん何かしらのスキルを持っていたりと本当に優秀な方々ばかりです。

「自分も同じ境遇にいるはずなのにあの人より出来ていない…」と比較しては落ち込む日々。

でも果たしてそれは自分が求める姿なのでしょうか?

大学院に通ったり資格取得に励んだり、フルタイムで働いたり…
もちろん素晴らしくてそういった方たちを尊敬しますが
「周りのすごい人たち=自分のなりたい姿」とは限りません。

この視点が自分には長らく欠けていたなと感じます。

では自身のなりたい姿をどう見つけるかというと、ここでも結局「自己理解」に行き着きます(別のnoteでも何度も書いててしつこいですが…)

自分が情熱を持てる「好き」なことを追求する。
そうすれば、周りと比べて落ち込むことも自然と減っていく気がします。

そんな現在の考え方に寄与した本は以下の2冊です。

好きを追求することがいかに大切か、メンタル面、ひいては人生に影響してくること。読み終わる頃には多くの気づきがある2冊です。

2.小さな成果を認められるようになったことで得られたプラス面

1.①~③のプロセスを通じて(約1年かかりましたが)、ようやく日々の小さな成果を認めることができるようになっていきました。

たとえ小さなことでも自分自身で認めてあげられるようになったことで、以下の3つのプラス面が得られたと思っています。

①「自己肯定感」が上がった

日々の出来たことをノートなどに書き出して可視化することで、「あれ、自分って意外と頑張ってるんじゃない?」と少しずつ自分を評価してあげられるようになりました。

出来たこと・プラスのことに意識的に目を向けるようにしたことで、少しずつですが、自己肯定感が上がっていきました。

身近にいる夫からも「最近本当に変わったと思うよ」と言われるほどでしたので、それだけ日々の心持に関しては良い意味で変化したのかなと思います。

②新しいことに取り組む「意欲」が湧いた

小さな成果をひとつひとつ認めていくことで、本当に少しずつですが自分に自信がついてきました

自信がついた結果、新しいことでも「やってみたら出来るかも?」といった楽観的なマインドに。

現地での仕事など含め、新しいことに挑戦する意欲が湧きました。

アメリカ現地で仕事をしようと思ったきっかけ~就職に至るまでのプロセスをまとめたnoteはこちら↓

意欲が湧いて何かを達成できると、また別のことに意欲が湧いて・・・と、
気持もどんどんプラス方向に傾いていくなと感じています。

③他人と比較せず、「生きやすく」なった

「自分自身のプラス面」にフォーカスすることで、他人と比較することが昔より格段に減りました。

まぁこれは、アメリカの同調圧力なしの自由さがそうさせている可能性も大いにありますが・・・

他人ではなく「過去の自分」と比較する。

これが出来るようになるとメンタル面も他人に左右されなくなるし、本当に生きやすくなります。

(こう偉そうに書きながら、私も30年以上出来ていなかったことなのですが(笑))

おわりに

モヤモヤから抜け出す一助として・・・
「小さい成果を認める」

そのために
①置かれた状況や出来たことを言語化して可視化する
②他人との比較ではなく、自分がなりたい姿を考える

「自己肯定感」「意欲」「生きやすさ」を得る

私も30年間自己肯定感が低かった人なので、こうやってサラッと書いてすぐに「はい、実践!」とできることではないのも分かります。

でも心の持ちようってとても大切だなぁと最近ひしひし感じるのです。

特にモヤモヤが起こりやすい海外生活においては。

あまり上手いことまとまりませんでしたが、このnoteを読んで少しでも気づきになることがありましたら幸いです。

拙い文章、最後までお読みくださりありがとうございました。

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