#10【いま沼にいます】1-1 セラムン好きにこそ見てほしい女子バスケ(前編)
【いま沼にいます】とは?
「好き」の理由を分析する
何かを好きになったりハマったりしたときに、どこが好きなのか、どうしてこんなに好きなのか、理由を分析してみたくなりませんか?
くらたが、沼にハマっていることを、分析がてら楽しく語るシリーズです。
推しは推せるときに推せ
「推しは推せるときに推せ」
いまや人口に膾炙した言葉ですが、至言ですね。親孝行と同じく、推したいと思ったときには推しが引退、のような事態はどこの沼にも共通して起こる日常です。
また、自分自身の事情から推せないときもありますよね。もし今が推せるときなら心置きなく推せますように、推したいのに推せない状況ならせめて心穏やかに過ごせますように、可能なら早く推せる日が来ますように。
女子バスケはセーラームーンだ
運動神経悪い文化系がハマる女子バスケットボール
くらたは運動神経悪い文化系です。アメトーークの「運動神経悪い芸人」には共感しかないし、経験してきた部活は家庭科部、合唱部、マンガ研究部、演劇部でした。当然バスケットボール経験がありませんから、バスケの試合を見ていても、ファウルやトラベリングは笛が鳴るまでわからないし、今般X(旧Twitter)で話題になっている「ワンハンド or ボースハンド」問題も実体験としてはわからない。「スラムダンク」「アイル」「ディアボーイズ」など、あのころ起こったバスケマンガムーブメントをある程度履修しただけの、シロート中のシロートです。初めて会場に行ったときペイントエリアが台形じゃなくてびっくりしました。
それでも楽しめるのが女子バスケのすごいところ!
わたしがWリーグ、AKATSUKI JAPANなど、女子バスケットボールの試合を現地観戦しはじめてから7年目になります。
主に日帰りで行ける距離の試合を観戦し、スケジュールとお財布が許せばたまに泊まりがけで観戦に行きます。Wリーグファンには推しチームの試合を全国どこでもすべて行かれる方や、日本代表の試合を海外まで行かれる方も多数いらっしゃいますが、本当にすごいです。
そんなシロートくらた目線で女子バスケの魅力をご紹介したいと思います。
少女戦士ものの草分け「美少女戦士セーラームーン」
さて、少女戦士ものの草分けといえば「美少女戦士セーラームーン」でしょう。その後「おジャ魔女どれみ」「プリキュア」シリーズなど今でも続く一大ジャンルとなりましたが、「少女が」「チームを組んで」「戦う」というあり方はセーラームーンが最初だったと思います。
しかもその戦いは激しく、無印(第一作目、「美少女戦士セーラームーン」のこと)の終盤ではセーラー戦士はみな一度は死んでしまいます。華やかなセーラー服とは裏腹に自分の守るべきもののために命を犠牲にして戦うヒロイン像は、小学生だったくらたには衝撃的でした。
またキャラクターの多様性も魅力の一つ。「セーラームーンS(スーパー)」以降、メジャーコンテンツでありながら性別の枠にとらわれないキャラクターをセーラー戦士として登場させるなど、非常に先進的でした。
一説によると、多様なキャラクターが登場することにより、より多くの子どもが自分にあったロールモデルを見つけることができたのも人気の理由だったとか。
くらたはそんなセーラームーンシリーズの影響を大きく受けてきた世代です。
セーラームーンの社会的影響について論じた参考資料。くらたと同世代でセーラームーンの影響を受けた自覚のある方にオススメします。
くらたが愛聴するライムスター宇多丸さんのラジオ「アフター6ジャンクション」の前身番組「ウィークエンドシャッフル」で、「セーラームーン入門」が特集されたことがありました。そこで「どうかしすぎている美人振付師」こと竹中夏海さんがお話しされたのは「女性が女性アイドルを応援するのはセーラームーンを好きな感覚に似ている」ということ。
くらたが女子バスケを応援する感覚も、まさにこれに似ています。
↓ 面白くて大好きな特集です。公式では残っていないので、ご興味あればこちらからどうぞ
セーラームーンのことを書いていたら長くなってしまいました。
次回、セーラームーンと女子バスケの共通項や、女子バスケの楽しみ方を書きます。
※当ページ掲載の写真について
Wリーグでは観客が撮影した写真のアップロードは認められています(公式サイト)。当ページ掲載の写真は、くらたが著作権を持っているか、著作権者の許諾を得て使用しています。恐縮ですが、選手ご本人やチーム以外の方の転載、加工等はご遠慮ください。