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ワインにあうキッシュはパン屋で【パリ②】
パリには沢山のパン屋さんが街中の至るところにあって、バケットひとつにしてもふんわり、もっちり、かりかり、あとは小麦の味がしっかり、なんて多種多様だから、好みの味を見つけるためのパン屋巡りをするのは、(パン好きな人にとっては)とても楽しい。
どこに行っていいかわからない、という人はまずは滞在先のホテルのすぐそばにあるパン屋でもいいし、年に1度発表されるパリで最も美味しいバゲットランキング「La meilleure baguette de Paris」を参考にして訪れてみるといいだろう。
Le classement des 10 meilleures baguettes 2018
①位:M. Mahmoud M'SEDDI - Boulangerie 2M - 215, Boulevard Raspail (XIVe). ②位: M. Thomas LAJUNCOMME - Le Grenier à Pain St Amand - 33bis, rue Saint Amand (XVe). ③位:M. Jacky RENOUF - Le Puits d'Amour - 249, Boulevard Voltaire (XIe). 同③位:M. Tarshan SELVARAJAH - Au Levain des Pyrénées - 44, rue des Pyrénées (XXe)
....出典「La meilleure baguette de Paris se trouve dans le XIVe」
わたしはかつての滞在先の近所にあるパン屋さんが今でも足繁く通うほどに大好きだ。ここのパンが、フランスで食べた最初のパンだった、という思い出込みの味で、他のどのパンを食べてもこのお店が一番だと友人にも紹介してしまう。きっと思い出補正がかかっている。
そのお店は17区のマルゼルブ通りからエコールノルマル音楽院の角を曲がったところにある「Le Petit Nid」。
お昼時など混んでいるときには外まで行列が。パン屋さんで行列なんてあまり見かけないから、地元の人に愛されているお店に違いない。
どこのお店でもパンオショコラやブリオッシュなどのヴィエノワズリーのクオリティが高いのは、何よりもそこに使われているバターそのものが美味しいから。あとはその配合の差で好みが分かれる。例えば、こってりした味とか、飽きのこない味とか、お店によって色々違いがあるものね。
そして「Le Petit Nid」で一番のおすすめはキッシュ。オーソドックスなたまごとベーコンのキッシュロレーヌやサーモン&ほうれん草などがある中で、ワインにぴったりあうのがひき肉のキッシュ、Quiche à la viande hachéeである。
ミートパイのようだけれど卵液とともにしっかり焼かれているので、確かにキッシュの味である。そして食べ応えが抜群。朝に軽く食べるよりかは、ランチや夜にワインに添えたい一品である。ひき肉のキッシュは普段あまり多く見かけない。だからこのお店に行くといつも2個は買ってしまう。今すぐ食べる用と、明日食べる用。
これに緑鮮やかなサラダを盛り付け、真っ赤なトマトを添えれば豪華な一品に。食べるたびにいつも幸せな気持ちになるこのキッシュを、いつかは自分で作ってみたいな。
「Le Petit Nid」77 Rue Cardinet, 75017 Paris, France
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