甥っ子のコミュニケーションに脱帽した話 「アサーションとは」
私は、コミュニケーションに苦手意識があり、以前に「アサーション」というコミュニケーションスキルの講習会に参加したことがあります。
ずっと前の記事ですが、この続きを少し。
アサーションは、自他尊重のコミュニケーションと言われる考え方と伝え方です。
アサーションという英語の意味は、「自己主張」なのですが、コミュニケーションスキルで言われるアサーションは、一般的な自己主張とは、少し違います。
それは、自分も相手も尊重しながら伝えたいことを言葉にするテクニック。
自分が言いたいことだけを言うのではなく、相手の気持ちも考えて、伝わるように伝えるスキルです。
私は、入門の講座しか出ていませんが、
これ、義務教育で教えてほしかったー!!とすごく思いました。
自分の意見を後回しにして、相手を優先させるのでもなく
自分の意見や価値観を、相手に押し付けてしまうのでもなく
適切な自己主張をする。
そういうコミュニケーションが日常できたら、素敵ですよね。
今日は、甥っ子と遊んでいたときに目の当たりにした
甥っ子の素晴らしいアサーションをお伝えします。
姉の子供で、男の子が2人います。
ひとりは4歳。もうひとりは2歳のとき
2人を連れて、近くの公園に遊びに行くことになりました。
ブランコが2つ並んでいて、ちょうど両方空いていたので、
甥っ子2人が、ひとつずつブランコに乗って遊びはじめました。
少しすると、知らない男の子がやってきて「ブランコかして〜」と言ってきます。
「は〜い!わかった〜」と言いながら、甥っ子のブランコを後ろで押してあげながら、私はいろいろ考えています。
いまブランコはじめたばっかりなんだけど、どうしよう。こちらは2人いるから、1つのブランコを交互に使えばいいのかな?あと少ししたら、甥っ子どちらかに「貸してあげようね」って言って、ブランコ降りてもらわなきゃ。
と、そのうちに、4歳の甥っ子がブランコを漕ぎながら言いました。
いまね、ブランコはじめたばかりだから、もう少し遊びたいんだ。もう少し時間かかるけど、そのあとなら貸してあげれるよ。
それを聞いたその男の子は、
わかった〜!じゃあ、別のところで遊んでからまた来るね。教えてくれてありがとう!
笑顔でそう言って、去っていきました。
私は、講習でアサーションを学んだばかりだったので、目の前で繰り広げられる子供たちの素晴らしいコミュニケーションに、脱帽!!
そう。私が、勝手にぐるぐる考えていたのは、相手を優先させるための思考で、ぜんぜんアサーションではないんです。
それに比べ、4歳の甥っ子は
「いまブランンコをはじめたばかり」客観的事実を伝え、
「だから、もう少し遊びたい」自分の感情や主張を伝え、
「その後なら貸すことができる」相手が求めているものの条件を提案しています。
もう、まさに、アサーションのスキルそのものです。
30歳になってわざわざ東京まででてきて、学んだ内容そのものです。泣笑
さらに、ブランコを借りたかった男の子も、とても素直に応えます。
「わかった」状況を理解した意思表示
「別のところで遊んでくる」相手の提案に対して自分がなにを選択するか
「教えてくれてありがとう」感謝
おばちゃん、感動だよ!!
人類って、もともとこんなに素直に伝え合うことができるんですね。
大人になる過程で、相手のことをやたらと気遣って(謎に相手の感情を勘ぐったりして)、自分の主張が言えなくなってしまうのでしょうか。
自分の感情も意見も、本来は、素直に表現して良いものですよね。
アサーションには
人には平等に自分の意見や要望を意志表示する権利がある
という考え方がベースにあります。
自分にも、相手にも、意思表示する権利がある。
伝えた上で、相手がどういう感情を抱くのか、どういう選択をするのかは、相手次第です。
お互いの権利を尊重して、素直なコミュニケーションができるといいですね。
アサーションは、日常のなかで意識してトレーニングすると身についていきます。
<ポイントまとめ>
① 人には平等に自分の意見や要望を意志表示する権利がある
という前提を意識すること。
② 客観的事実+自分の感情や主張+提案
という伝え方を意識すること。
簡単にまとめましたが、おおまかにこの2つを意識できるだけでもコニュニケーションに変化がありますので、よかったら参考にしてくださいね。
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