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【イタリア縦断旅】ダ・ヴィンチの傑作と、煌めくミラノの夜景

こんにちは。

ドイツ・ミュンヘンで留学生活を送る大学生、桜です。

ヴェネツィアから続くイタリア縦断旅、今回はミラノ編の続きです。

前回はこちら↓




最後の晩餐


前回たなぼたでゲットできた、『最後の晩餐』の観覧チケットを握りしめ、再びサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院へ向かいます。

ミラノのトラムはレトロな感じ

ドゥオーモ駅に向かう道中、アーケードからは快晴の下で白く輝くドゥオーモが見えました。

いよいよ到着!
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院。

見た感じ、教会建築とは思えないレンガ造りの普通の建物。

今回お金を払って見学する『最後の晩餐』は、実はチャペルの部分とは別の建物にあるのです。
今見ているレンガ造りのこの建物はチャペルのほう。

チャペルの中はこんな感じでした。

15世紀完成と言うこともあり、少し古びた雰囲気がまた素敵。

そしていよいよ本命へ。

チャペル横にあるこの修道院の食堂に描かれたのが、あの『最後の晩餐』。
入り口のここから決められた時間ごとにグループで入場し、設けられた15分の制限時間内で見学することができます。

入り口横には世界遺産のマークが。

厳重な荷物チェックを通って建物内へ。
エントランスホールにも、第二次大戦の影響で欠けてしまったであろう壁画が。

ちなみに『最後の晩餐』の前には当時土嚢が積み上げられていて、連合軍の攻撃の損傷をほとんど受けなかったのだそう。

さて、おそらく絵の保護のために照明がひと際暗く落とされた部屋へ。
ここが、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂。
入って右にあるのが、ほとんどの作品が未完のまま終わっている万学の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが完成させた数少ない作品の一つ、『最後の晩餐』です。

過去に数回ほど徳島県の大塚国際美術館でこの絵の修復前後の模写を見たことがあるので尚更、ほんものを見た感動は言い表せないもの。
キリストの左側二番目に座り賄賂の袋を握りしめているのが、この晩餐でキリストが言った“裏切り者”のユダ。
そしてキリストの足が描かれていたであろう部分は、奥から手前の食堂に食事を運んでくる扉のために、当時本当にくりぬかれてしまったそう。(今は埋められています)

ちなみに1999年に完了した修復作業前のはこんな感じ↓

食堂の壁に、しかも劣化しやすい技法で描かれたこの絵は後世に幾度となく“描き足し”が行われたそうで、それをすべてクリーンにしたのが私が今見ている状態です。

クリーニング後初めて、キリストの口が少し開いていたことやテーブルに並んでいるのは魚料理であることなどがわかったそうです。


そして私がやりたかったこと。

この絵は一点透視図法を用いて描かれており、部屋のある場所から見ると実際の食堂から絵の中まで空間がつながって見えるのだそう。

少しずつ後ずさりして、見つけました!

本当にキリストたちの奥の空間まで食堂が続いていそうです。
実はこの消失点を決めるために、キリストの右のこめかみには穴があけられているのですが、小さくてよく見えなかった…悔しい…


側面や後ろの壁にも、ところどころ絵が残っていました。

こっちの絵も素晴らしいのにだれも見向きもしない…


小腹満たしに再び


前回私のお気に入りを見つけたと紹介した「Luini」にもう一度やってきました。

今度は甘いものを一つ、トマトチーズ系を一つ、合計二つも買っちゃいました。

鳩に狙われまくったけれど、やっぱりめちゃくちゃ美味しかった…

なんといっても、一つ3ユーロと言う観光地とは思えないお値段に惚れてしまった、ドイツ在住大阪人(21)でした。。。


夜のミラノ


日も落ちてきた今からは、ライトアップされたミラノの夜を楽しもうと思います。

ガレリア


まずはここから。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア。

昼間は昼間で天窓からアーケードに差し込む日航が綺麗だったのですが、私は夜派かも。

人も少なくて上品で◎

でも、ここで思う存分お買い物を楽しむには、まだだいぶ財力が足りないかな~、、(笑)
激安通販で買ったけれどすごく気に入っているこの服で、素敵な写真を撮ってもらいました。


ドゥオーモ


そして、なんといってもここが圧巻すぎました…!
ミラノのランドマーク、ドゥオーモです。

真っ白の建物全体がライトアップされて、そして夜は雨が降っていたこともあって、本当にキラキラ輝いて見えました。

広場から見たガレリアもいい感じ。

そして、今日一番のお気に入りの写真がこれ。

雨でぬれた地面がドゥオーモの姿を綺麗に反射して、また雨のせいか人も少なくて、とても素敵な景色を見ることができました。

ミラノは夜派かな~と思った瞬間でした。


パスタの美味しいお店へ


翌朝。
昨日の雨は綺麗に上がり、今日は軽い曇り空。

相変わらずドゥオーモの前を通り、お昼ご飯を食べに行こうと思います。

ミラノの街中はこんな感じ。
春になってくると道端にレストランの机が並び、風情が感じられて大好きな雰囲気。

到着!
文字を見てお分かりの方もいるでしょうか、、
来てから気づいたのですが、ここ、デンマークのお店だったらしく、、、笑

店内ではおそらく現地のイタリア人がわいわいがやがやと食事をしていてすごく賑やか。

私は日替わりメニューのトマトパスタを注文しました。

先入観かもしれませんが、イタリアで食べるパスタはやっぱり美味しかったです。

お腹も膨れたところで、次の目的地へ移動します。

でもパスタの欠点は、すぐお腹空いちゃうんですよね…
もうずっと食べていない、日本のお米が食べたい!!


次なる都市へ


お店を出ると驚くほどの快晴。

昨日のうちにこの天気になっておいてよ~と思いながらも中央駅へ向かいます。
なんか今回の旅、こういう天気が多い気がする(笑)

ミラノの街はさすがイタリア第二の都市、しっかり都会だなと思わされる、ビルが立ち並んだ大通りをたくさん通りました。

昨日ぶりにミラノ中央駅に到着。

駅前の広場には、超巨大なリンゴのオブジェ。
夜になったらライトアップされるらしいこのオブジェは、「自然と科学の統合」を表現した現代アートだそう。

昨日は到着してからそのまま地下鉄に乗ったので見られなかった駅舎の姿。

駅前で、クリスブラウン似の歌声のミュージシャンが歌っていたので投げ銭をして聞き入っていると、あっという間に電車の時間。

美術館みたいな内装

移動のお供、タピオカを買って次の都市へ向かいます。
普段はそうでもないのに、旅行をするとやけにタピオカ欲が出てくるのってなんでなんでしょう笑

二回に分けたミラノ編もここまで。

次回は花の都・フィレンツェ編。
歴史と美術の町を巡ります。


それではまた!

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