【ベランダ】生ごみコンポストって何? :生ごみコンポストの始め方 その1
この記事は、我が家流の生ごみコンポストのやり方を紹介する一連の記事のひとつとなっています。以前、生ごみコンポストの記事を書いたら、案外好評だったので、書くことにしました。
今のところ、このシリーズの構成は以下の通りとする予定です。
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生ごみコンポストって何?
コンポスト(compost)とは「堆肥」という意味です。生ごみコンポストは生ごみから堆肥を作ること、その容器、出来上がった堆肥のことを指します。
出来上がった堆肥は、うちではベランダガーデニングに使っています。ご自身の環境に合わせて、野菜作りに使ってもいいし、観葉植物でも鉢植えのお花にも使えます。すでに植っている植物の周囲に撒いてあげてもいい。
生ごみから堆肥ができて、植物が育っていく。その循環をこの目で見ることができて、実感できるって、自然から切り離されがちな生活をしている人たちにとって(私含む)、なかなか貴重な機会のように思っています。
ベランダガーデニングをしていると、土の再生って結構課題。ベランダで花なり野菜なりを育てて、残った土は、いわば栄養を吸われてしまった「残りかす」。次の植物に再利用するには、「再利用材」を混ぜ込むか、再利用を諦めていったんそれは捨ててしまって、新しく買い直すか。そういったことをまるっと解決してくれます。
それから、ちょっと古めだけど環境省のサイトによれば、家庭ごみの約1/3は生ごみとのこと。生ごみを削減すれば、ゴミ出しの回数もだいぶ減らすことができるかも!臭いからも解放されるし!
生ごみコンポストの種類:好気性と嫌気性
生ごみを分解して堆肥にするには、微生物の力を借りる必要があります。微生物には嫌気性のものと、好気性のものがあります。文字通り、酸素を嫌う微生物と、酸素を好む微生物がいるってことです。
一般的には、嫌気性の微生物による分解の方が「臭い」ます。いわゆる腐敗臭ですね。嫌気性のコンポストは大型でお庭が広かったり、近くに畑があったり、というおうち向けのことが多いみたいです。自治体によってはこういうコンポストを貸し出したりしてくれるみたいです。
昔、EMぼかしというのがあって、それでコンポストを作ったことがありました。このEMぼかしのコンポストは、いい香りだった〜。多分、香りの成分をコピーするタイプの微生物が入っていたんだと思う。リンゴの芯を入れれば、リンゴの匂いが、柑橘系の皮を入れれば、柑橘系の香りがしました。ただし、出来上がったコンポストをまた、土の中に入れて熟成する必要があったので、その点は二度手間になりました。
この記事では、比較的身近な材料を使って、ベランダで生ごみコンポストを作る我が家流を紹介することがメインですので、あまり匂わず、比較的少量から作ることができる、好気性の微生物のコンポスト作りについて、説明します。
好気性の微生物が好む環境を作るには?
まずは、通気性のよいコンポストをつくります。それから、生ごみは小さくして、生ごみと空気が触れる表面積を大きくします。こうすることで、腐敗を防ぎ、好気性の微生物による分解を促進します。つまり、早くコンポストが出来上がるってわけです。
生ごみをコンポストに投入しはじめてからも、時々掻き回して、生ごみが空気に触れるようにすることも大切です。
植物の栄養とするには熟成期間が必要
生ごみコンポストによって栄養をたっぷり含んだ土を植物に再利用するには、熟成期間が必要です。
熟成が進んでいないと、植物を植えたときに、発熱したり、植物の育成を妨げるガスが発生して、せっかくの植物が育たないどころか、枯れてしまうこともあります。生ごみを入れ終わってから、夏場で1ヶ月、冬場で2〜3ヶ月は熟成に時間がかかります。
うちでは半年は熟成させていますが、長いのかな??今後、植物の生長ぐあいなどを見ながら、また機会を見つけてご報告できれば、と思います。
おまけ:さらに見識を広げたり知識を深めたい方のために
下記のサイトを参考にして、この記事を書きました。あるいは、ちょっと検索して気持ちに引っかかったものも載せてみます。私もまだじっくり読んでいないサイトや本もありますが、もしお役に立つようであればご参考までに。
我が家流の生ごみコンポストで使っている容器など。
noteにお祝いしていただきました。#多様性を考える で先週特にスキを集めたそうです。よかったら、お読みください。初期の文化人類学者ってユダヤ人が多いんだって! です。
✨記事執筆のために有意義に使わせていただきます✨