アレコレ聞かない人
映画『すずめの戸締まり』と『市子』を観ました。両作品ともにスキな登場人物がいます。すずめの方は「千果」、市子の方は「キキ」。2人とも主人公に対してアレコレ詮索しません。
アレコレ詮索しない人って魅力的です。
相手の今の状態だけを見ている、
自分の感覚を信じている、から?
『すずめの戸締まり』の「千果」は言います。
「すずめは魔法使いやけんなぁ」
「秘密ばっかや」
「でもなんでやろうな、
あんたは何か大事なことしよるような気がするんよ」好きなセリフです。
『市子』の「キキ」は言います。
「市子ちゃんもめっちゃケーキ好きなんやな」
「なぁ、じゃあさ、いつかうちと一緒にケーキ屋やろう」と誘います。現状も詳しく聞かずに。
好きなシーンです。
*
2作品からいきなり離れますが、
『年収90万円で東京ハッピーライフ』
(大原扁理 著)
の中でいじめについて触れていました。
いじめについて親に相談するということは…
【何をされたか言わなければいけない】
そんなことできない
というような内容があったと記憶しています。
前述の2映画の登場人物から、
この書籍を思い出しました。
言わなければいけない方の辛さ
*
「何があったか全部教えてよ」
「言ってくれなければわからない」
ではなく、
「何があったか知らないけれど」
「言いたくないなら聞かないよ」
のスタンスをとれる人は、
貴重だと思います。
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