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彼と村上春樹の小説

20歳のころ片想いのお相手がいました。
「近くにいると、誰もが一度は好きになってしまう」という位モテる人。

どこが特別だったのか?

特に話上手でもなく
特に何かに秀でているわけでもなく
どちらかと言えば目立たない感じ。
「彼女作らない主義」を明言していました。


特別な点と言えば、
まわりの皆にとっても親切なところ。
そして親切にされた皆がみな
「私だけに、特別に、 親切にしてくれている。」
という思いに満ち足りる。

「彼と私だけ」みたいなクローズ感
そういうのを作るのが上手だったのかも。



「私だけに特別に 物語を書いてくれている。」
「彼(本)と私だけ」みたいなクローズ感


村上春樹さんの作品からもこういうのを感じる。

その昔、彼が村上作品を読んでいるのを目にしたから…余計に思うのかもしれないけれど。


もしサポートいただけたら何か体験に使います。そして、それをまた文章にします。