【漫画/Kindle Unlimited】じゃあ、あんたが作ってみろよ/谷口奈津子
みなさんこんにちは。
今回はこちらを読みました。
いやー、面白かったですね！
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あらすじ
社会人カップルの勝男と鮎美。
大学時代から続いた交際は6年目を迎えようとしていた。
同棲生活にも慣れ、そろそろ次の段階へ…と考えていた勝男だったが、そんな彼に訪れた、突然の転機とは……!?
慣れないながらに作る料理を通して、今までの「あたりまえ」を見つめなおす新時代の恋物語。
単行本描き下ろし漫画に加え、電子版限定で雑誌収録時のカラーページも収録！
所感&自分を省みることができるってとても素敵
今回の本はアメトーークの漫画大好き芸人で紹介されており、興味を持ちました。
男性が、恋人に振られたことをきっかけに料理をやってみることに。
筑前煮が好き、と宣う男性が、恋人に振られ、コンパでも筑前煮が好きだということを馬鹿にされ、自分で作ってみるんです。
そうすると工程は多いし時間はかかるし、かといって味はぼやけているし。
改めて恋人の凄さを感じ、偏見をなくしていこうと努力していきます。
この恋人がまたすごいんですよー！
筑前煮に飾り切りとかしちゃう！びっくり！
この男性がまた昭和チックな感性をお持ちで（笑）
料理が好きな男性はおかしい、コークハイでご飯なんて食べられない、顆粒だしなんてもってのほか、麺つゆで料理だなんて手抜きだな、などなど、まぁ色々出てくるわけです。
でも、自分で筑前煮を作ってみたことで、一度自分でやってみる、試してみる、という考えができるように。
何も試したりせずに否定はしない。
こういう感性もあるんだな、と受け入れるようになります。
その変化がとても気持ちよくて。
あんなに頭ごなしに否定ばかりしていたのに。
そして、上から散々恋人に物申してた彼ですが、
とても彼女を愛してたんだな、という思いがとても伝わってきて、なんだかキュンとなります。
今回の漫画は、男性側の変革もそうなんですが、
恋人である女性側の心境の変化もとても良かったです。
今まで男性にモテることだけを意識してきた女性が、結果料理上手になったのですが、
自分の好きな料理はなんだっけ？自分は何が好きなんだっけ？と自分を見つめ直し、もっと自分を楽しんでいいんだ、と思うようになります。
私もバリバリの他人軸で生活しているので、他人の目が気になるタイプではあるんですが、自分に正直に生きることの楽しさを改めて教えられた気がしました。
漫画でさっと読めますし、Kindleunlimited対象なので、
気になった方、ぜひいかがでしょうか。
私は良すぎて思わず購入してしまいました（笑）