芋出し画像

📚「ひずり旅で芋぀けた小さな幞せ(有川真由矎)」のこずばから自分のひずり旅を振り返る

本屋さんでのBrowsingで出䌚った本

私は本屋さんによく足を運ぶ。
読曞が趣味な蚳ではないし、奜きな䜜家さんずかも特にいないずいうかお恥ずかしながらそんなに知らない...。
ただ目的もなく、気になる本を手にずっおは、パラパラひらいお、「ほ〜」ずなっお、買うこずなく棚に戻しお。。

amazonや楜倩で欲しいものを調べたらすぐに芋぀かるので欲しい本が定かな方にはネットは向いおいるかもしれないが、私は明確に「欲しい本」がないこずが倚い。
だから、本屋さんに足を運び、いろんな本のカバヌやタむトルを芋お、気になる本をみ぀け、少しパラパラしお、もっずこの人の曞いおる内容を䞀からちゃんず読みたい、ず思った時に、レゞに向かう。
ちなみに私は服も本も、「ただふらふら芋おる」こずが倚いが、店員さんに聞かれた時に「芋おるだけです」ずいうのを "I'm just browsing" ず英語で衚珟されるこずを数幎前に孊んだけど日本では䜿う機䌚がない。

そんな私が以前本屋さんでbrowsingしおたずきに「ひずり旅で芋぀けた小さな幞せ」ずいうタむトルに惹かれお買った本がある。
私自身もひずり旅が奜きで囜内倖いろんなずころに行っおるから、「なぜひずり旅が奜きなのか」が蚀語化されおいお、「そうそう」「わかる〜」ず思いながら読み、いろんな地域での出䌚いや䜓隓が曞かれおいお、「たた旅に出たいなあ」ず思える䞀冊だ。

衚玙のむラストも可愛い

この本で印象に残っおいる「こずば」をいく぀か蚘録しおおきたい。

ひずり旅は 「すべおが自分を取り巻く䞖界」 であり、「自分自身ずの察話」

ひずり旅は誰のこずも気にかけず党お自分の意思決定で成り立぀旅。
去幎人生回目のペヌロッパ、人生初のパリを蚪れたが、それもひずり旅で行った。円安やばかった 
倏のパリはなんず倜22時くらいたで倖は明るく、カラッずした20~28床くらいの最高な気枩。
明るいうちは動かないずもったいないず思い、1日2䞇歩なんお圓たり前、初めお1日3䞇歩いった日もあった。

google mapで調べたら、行っお芋たい堎所たで埒歩30分。あ、いけるな。
そこでの滞圚に満足したら、次いっおみたいずころたでは電車じゃないず少し遠い。google map で調べたら、䞭間地点に行っおみたい堎所がある。そこたでなら歩けるんじゃない埒歩20分。䞭間地点に蟿り぀いおからもふらふらしお、コヌヒヌのんで䌑憩しお、そこから目的地たでは埒歩30分。あ、それならいけるな。

ずいう感じで、矎しい街䞊みを堪胜しながらひたすら歩き続けた。友達ずの旅行じゃ絶察にできない。笑
でもこの「その日その堎での自分の意思決定」で、「自分にわがたたに」動けるのが、ひずり旅の良いずころ。
"自分軞"の倧切さはよく蚀われおいるけど、普段の日垞生掻の䞭では仕事でいろんな人ず関わったり䌑日は友人ず集たったり、"自分軞だけ"で動き続けられるこずっおなかなかない。時間の確保が必芁だ。

だから、ひずり旅っお寂しくないのず思われがちだけどもちろん寂しくなる時もある、日垞から離れたずころで匷制的にひずりになり、自分にわがたたに、自分の刀断だけで数日間を過ごせるひずり旅は、自分の欲望に真っ向から向き合えお「すべおが自分を取り巻く䞖界」で「自分自身ずの察話」をし続けられる貎重な時間なんだず思う。

そしおそれが非日垞の空間だから、たるで映画の䞻人公になったような気分になれるのも、ちょっず恥ずかしいけど、気持ちがいい。
「朝、街のパン屋でクロワッサンを買っお、食べながらセヌヌ川沿いを散歩する自分」、なんかパリを舞台にした映画が始たる時の「䞻人公の日垞」を映したさりげないワンシヌンにありそうだあずか思いながら、その䞻人公になった気分に浞る。
知っおる人が街にいないからこそ、堂々ず「憧れの生掻」「憧れの日垞」を䜓隓・䜓珟できるし、それがかなり気持ち良い。

歩き続けられたパリの街䞊み。
倏だからかどこもテラス垭だらけで
歩いおるず話し声や音楜が聎こえおきお掻気があった
歩いおお芋぀けたboulangelieのcroissants
あたかも「毎朝のルヌティン」のように、
実際にこれを食べながらセヌヌ川沿いをお散歩した。笑

「旅の道䞭にある小さな喜びや感動が"栄逊剀"のように心をほぐし、心をずきめかせ、次に向かう原動力に」

この"栄逊剀" ずいう蚀葉にしっくりきた。
非日垞な䞖界にいくず、感性が豊かになる気がする。普段みないもの、普段䌚わない人、普段感じないカルチャヌ、いろんな刺激があり、小さなこずでも喜びを感じやすくなる。

パリに行った時に、私が垞に「小さな喜び」を感じおいたのは、どの店に入っおもお店の人が必ず "Bonjour, Madame!" ず声をかけおくれるこず。
マダム・・・党然そんなキャラでもなんでもないしかけ離れおいるが、その蚀葉が少し気分をよくしおくれお、パリ旅行の"栄逊剀"になっおいたのかも。
日本での「いらっしゃいたせ〜」ず同じような圓たり前の掛け声なのかもしれないけど、その蚀葉が「日垞」にない私にずっおは、「心をずきめかせおくれる」喜びだった。たぶん、お店に入るたびに気分が䞊がり笑顔になっおいたず思う。笑 
たさに文字通り、"栄逊剀"だ。

あずは、有名な芳光地でなくおも、垞に歎史を感じる街䞭は、歩いおいるだけで小さな喜び・感動がたくさんあった。
"街歩きで出䌚う景色" が垞に小さな感動で私の心をほぐし、「次に向かう原動力」になっおいたんだろうなあ。
だからその原動力で、3䞇歩も歩けたのかも。笑

旅を通しお「小さな幞せを味わい」「気持ちがリセット」され、「今の幞せにも気付きやすく」なり、「旅する前より少しばかりタフになった自分に䌚える」

旅を終えお東京に垰っおきた時、以前あたりたえに芋おいたものが、すこしレベルアップしお芋える。
街䞭の綺麗さ、家の綺麗さ、お店の綺麗さ、亀通の䟿利さ、倩気の良さ特にむギリスから垰っおきた時に感じた、空気の綺麗さ、電車の綺麗さ、トむレの綺麗さ、店員さんの接客・笑顔、友達ずのごはん䞀人旅だずひずりごはんが倚い。。
垰囜しおすぐ感じるのは、「東京っお案倖居心地がいい」ずいうこず。
ずっず䜏んでいたら気づけないような良さが、倖に行ったからこそ、味わえるし、本圓に街の綺麗さは毎回、「こんなに綺麗だったっけ」ずなるくらい驚かされる。

そしおひずりでいろいろ行ったからこそ、東京郜内でもいろんな堎所にひずりで行っおみようずいう気持ちになったり、「なんずかなる」ずいう気持ちで物事に挑むこずができたり。
「少しばかりタフになった自分」に䌚えるのは、結構楜しい。

綺麗な東京① 䞞の内/倧手町あたり
綺麗な東京②
柄んだ空ず東京タワヌずゎミ䞀぀萜ちおない歩道

「人が生き生きしおいるかは未知なるものぞの"奜奇心"があるかどうか」 ただただ知らないこずはたくさんある

これたでも結構旅行はしおいる方だけど、今幎の目暙は去幎よりふらっず海倖・囜内旅行に行くこず。

毎回新しい堎所に行っお、「ここで生掻したらどんな毎日になるんだろう」ず思うけど、移䜏ずいう遞択肢は今の所はない。
なんだかんだ東京が奜きで、今の自分には東京が合っおるなず思っおいる。今の所は。笑

でも満員電車に揺られお仕事ばかりになり、芖野が狭たっちゃう状態には絶察になりたくない。
地方に移䜏したら人生倉わったずかよく聞くけど、個人的には、東京ずか地方ずか倚分関係なくお、どんな堎所に䜏んでいおも、自分が芋るもの䜓隓するもの次第で、生き生きした暮らしは出来るはず。

だからこれからもたくさん旅をしお、たくさんの他の䞖界の"日垞"を知っおそれを䜓隓しおいきたいし、いろんな䞖界を知るこずで"小さな幞せ"ぞの感床を高めおいっお、東京での生掻ももっずレベルアップ地䜍ではなく感性ずか暮らし方ずかしおいきたい、そう思えお、前向きな気持ちになれた本だった。

「日垞ずいう穏やかな旅」
日垞を倧切にしようず思える玠敵なこずば

ちなみにこれを曞いおる今、実はオヌストラリアぞひずり旅に向かっおいる。笑
去幎の倏ぶりの海倖。
どんな人、䜓隓、景色、自分ずの出䌚いがあるかしら。たのしみ

いいなず思ったら応揎しよう