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ちょっと高いけど、ってのがモチベーションになることあるよね

高い、高いのだけれどもおいしいパン屋さん。

初めて入ったときプライスカードを見ておののいたのだけれど、パン好きとしては試さなくては!という変な使命感にかられて、何くわぬ顔していくつか買いました。3つで2000円超えましたからね。たぶん疲れていたのだと思います。ちょっとしたお弁当買えるじゃんね、、、と若干後悔しながら、つぶすことのないように大切に持ち帰りました。

そしたら、めちゃめちゃおいしかったんですよ!

でも、値段ばかりに気をとられて、パンの名前が全然頭に入ってなかったのです。味は覚えてるのに、なんてパンだったかすっぽりと抜け落ちてしまっていて。

それから数か月後――

またこちらのパン屋さんに行ける機会がめぐってきました。
まだ夕方のはやめの時間だったので、種類も多く、店内でじっくり吟味。でもいくら見ても前回買ったパンがどれかわからず。クロワッサンがいろいろあって、それもおいしかったのですが、わたしが一番おいしいと思ったのはそれじゃないんだな。わりと見た目が地味で、全然期待してなかったのにひと口齧ったらほんとにおいしかった、という記憶をもとに店内をうろうろ。季節限定のパンなども新しくたくさん出ていたから、商品の入れ替わりで売ってなかったのかな、それも人気で売り切れてしまったのかな、、、

うーん。確証が持てないまま、今回も厳選して買って帰りました。
ただ、もうどれもおいしいというのはわかっているので、高くてもどこか納得している自分がいたりして。自分が出せるかどうかは別にして、あぁこのクオリティでこの具材使ってるならこういう価格になるよね、みたいな。
とはいいつつも、ちょっとひるんで手が出せなかったコレ。(しかもこれはパンじゃないわね)

イチジクのコンポートが中に入ってるなら買えばよかったーー!!ざんねん。(イチジク大好きなんですよね)

で、帰宅してまたいくつか買ってきたなかのひとつをパクッといったら
「あ、これだ!」となりました。そう、この間自分が食べておいしさに感激したパン!正確にいうと全く同じものではなくて、前回はココアっぽい味(つまりは焦げ茶っぽい)、今回はプレーン味(つまりは薄茶色っぽい)。やだー!わたしの潜在的な記憶はちゃんと覚えていたのね、なんて思ったのだけれど、また肝心な名前がわからず、、、あらら。

しかも、盛大にかじってしまったのでいまさら写真に撮るのもナンだし、みたいな感じになってしまったので、そのフォルムと味をまたしっかりと脳に定着させたのでした。

都内にもいくつか店舗があるみたいなのですが、これでもかってくらいオシャレなエリアばかり。特に最近はそういう場所になかなかご縁もなく、次はいつ買えるかわからないのですけれど、だからこそしっかり堪能しました。おいしいパンはわたしにいつも、つかの間の幸せを与えてくれます。はぁ、今日もいちにちおつかれさま、わたし。


そして、明日起きるのが楽しみになるように&お仕事に行く気力がわくように、キッチンにはクロワッサンがスタンバイしています。ちょっといいパンを食べて、そのぶん頑張らなきゃ、と思えるように。

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