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私をどん底から救ってくれたヴィクトリアズ・シークレット、ショーが復活!


こんにちは一ヶ月に2キロのチョコレートを食べてもスタイルキープの、ショコラリスト®︎サユリです。

今回は、なぜわたしがチョコレートを食べても太らない体質に変わったのか、その秘密をお伝えしますね。

実は……
10年ほど前、一ヶ月に2キロのチョコレートを食べずとも太ってしまった時期がありました。


何を食べても太るし、何を食べなくとも太りました。

もう人生のどん底です。


お腹周りは重苦しく、まるでバスケットボールが一個入っているようにつっかえていて、椅子に座ると息苦しくなりました。何を着てもダサいし、毎日がどんよりしていたのです。自己肯定感なんてどこへやら……

そんな時、別世界に住んでいるかのようなヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルたちが、私に勇気を与えてくれたのです。

美しく、キラキラ輝いているエンジェルたちは私のヒーローでした。


彼女たちが痩せすぎだという批判があったり、プラスサイズのモデルも使うべきだという、外側からの圧力もありました。ちょうど #me too 、#diversity、 #Inclusionが声高に唱えられ、LBGTQやトランスジェンダーも堂々と自らを表現し始めました。


ボディポジティブの動きでプラスサイズモデルも多数コレクションに出演し始めました。ルッキズムへの批判も多く、社会的には多様性も配慮しなければならなくなりました。

美しさの基準が壊され、混乱し、迷走しました。
あのバービードールでさえ、死について考える時代となりました。第96回アカデミー賞で作品賞をはじめ7部門でオスカーを獲得した映画『バービー』では、主人公バービーはお決まりのハイヒールを脱ぎ捨て、自分探しの後に、なんとビルケンシュトックのサンダルに履き替えます。


この頃のファッション界は、わたしにはあまり美しく感じられませんでした。

違和感だらけでした。


この世のものとは思えない特権的な美を備えた(と思われた)モデルたちの集結するヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーが、政治やら各団体やらの圧力もあり、幹部の不祥事とも重なって、中止になったのです。それだけの社会的影響力のあるブランドでもある、という証明でもあるのですが……


実際、世界経済にも大きな影響を与えていました。


2019年、中止となったショー


え?
どうして?
私のエンジェルはどこに行ったの?

彼女たちは、ただ幸運と容姿に恵まれていたのではなかったのに。


アスリート並みの自己管理とトレーニング、いかに自分を唯一無二の存在に魅せるか、戦略的なセルフブランディングで、時にはライバルに打ち勝ちながら、エンジェルにまで上り詰めたのです


筋肉で引き締まった美しい腹筋のエンジェルたちと付き合えるのは、そんじょそこらの腹のユルい男子ではありません。同じくらい、ハラも座り、自らの心身を鍛え上げていなければなりません。エンジェルたちはモデル以外のビジネスでも成功を収めていますが、なるほど、確かにそれだけの才覚を持っているのです。

だからこそ、わたしのヒーローだったのです! 

彼女たちの食事法を真似て、私は少しずつ脂肪を落としていきました。当時はまだ日本ではヴィーガンという言葉も知られていませんでした。私は発酵食品やスーパーフードを取り入れました。彼女たちがほぼ自炊をしているということも知りました。人気モデルだからといって、パーティーやディナーやシャンパン三昧ではないのです。だからと言って、厳しい食事制限だけでなく、時折、ピザや好きなものを食べるチートデイという日を設けているということも知りました。


彼女たちの思考を学びながら、少しずつ私も自信を取り戻していきました。その思考はスポーツの世界でも用いられるイメージトレーニングにも近いものです。

ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルたちは美しく特権的(に見える)モデルだから、批判されたのでしょうか?


彼女たちはオリンピックを目指すアスリートたちと同じほどの努力を重ねているのです。活躍できる期間も限られているのです。その期間に最大のパフォーマンスを発揮するための努力は並大抵のものではありません。下着を見せるというよりも、肉体とその内側の精神の強さを見せてくれたのです。


ほとんどのエンジェルは、少女の頃からヴィクトリアズ・シークレットのモデルになるとという憧れを目標に変え、それを努力と行動力で叶えたのです。


それって、少年がプロ野球選手に憧れるのと変わらないですよね。恵まれた体格と才能を前提として、たゆまぬ努力は必須です。



アスリートやボディビルダー並みのトレーニングをこなしてきました。言い訳無用、オーディションで落選することだってあるのです。

だからこそ、2024年、今回6年ぶりにヴィクトリアズ・シークレットのショーが再開したということは、私にとっては最高に嬉しいニュースでした。

今回はBLACK PINKのリサがパフォーマンスを披露し、70代のシェールも出演して、その変わらぬ迫力ある美しさを見せてくれました。90年代のカリスマモデル、ケイト・モスが母娘で出演し、初のトランスジェンダーのモデルも下着姿でランウエイを歩きました。初の日本人モデルが選ばれたというもの話題のひとつです。お決まりのプラスサイズモデルも出揃い、あれこれ批判されない多様性を整えたショーとなったようです。


ジャーナリスティックな視点からも、相変わらず賛否の見解はあるようですが、それでも、これだけの才能と美を集結させだところは素晴らしい。

ショーの詳しい様子はこちはをご覧ください。


そもそも、プラスサイズの下着は別のマーケットのものです。それを肯定的に打ち出すべくミッションを持った企業が、それを必要とするターゲットに向けて構築するものです。


ヴィクトリアズ・シークレットは私たちにファンタジーを見せてくれるという使命があります。そして、そのファンタジーに私は救われたのです。

もしわたしが、ヴィクシー(ヴィクトリアズ・シークレット)のモデルたちを非難し、プラスサイズのプロダクトを作るよう要求し、そのプロダクトに開き直っていたら、私のお腹には未だバスケットボールが入ったたままだったでしょう。椅子に座ると息苦しさを感じ、一日を重苦しい気分で過ごしたことでしょう。


ヴィクトリアズ・シークレットの作り上げたファンタジーで、私は健康を取り戻し、自信も取り戻したのです

美しさは、努力によって作られるのです。
美しさは、それが内面から説得力を持って現れた場合、正義にもなります。

私をどん底から救ってくれて、正しい食事法を教えてくれたエンジェルたちに感謝しています。

宝塚よりも大きな翼は、その努力と美しさに相応しいものです。ピンヒールに下着だけで、その翼を背負ってランウェイを優雅に歩ききる。体幹と筋肉と体力があってこそ。


エンジェルに相応しい翼ではないですか!

Thank you, my angels!


わたしにも翼をくれてありがとう


あなたたちのおかげで、チョコレートを食べても太らない体質に変わりました。


お読み頂き、ありがとうございます。
美は人生を照らし、導く力をも持っているのです。

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