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レシピ本に癒されたい。


うん。
今の私にとって、
レシピ本に求めてるのは、
読み物としての、癒し。

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レシピ本を買ったり借りたりする基準は、

作りたいレシピ、
作れそうなレシピ、
美味しそうなレシピ、
レシピ、レシピ、レシピ

とにかくレシピを見て、
作りたいか、出来そうかが基準だった。

しかしー

いつの間にか、レシピ本は私にとって、

絵本みたいな存在

と、なっていた。


自分が何を作るか、よりも、
著者が何を思って、何を作っているのか、

それを読んだり、感じたりするのが
めちゃくちゃ癒されることだと、
最近気がついた。

図書館へ行くと、必ずレシピ本の棚へ行く。

昔は、とにかく中身を見て
美味しそうな、作れそうな、
みんなが好きそうなレシピ本を
いつも探していた。

借りた時は、絶対作ろうと意気込んでいて、

作ろうと思ったけど、
作れなかったなぁ、

なんて、
タスクをこなせず、"未達"
のまま本を返すのは、
ちょっとだけ悲しくて。

でも、子どもが家を出た頃から、

"みんなのため"

という任務を離れた私は、
選ぶ本が、全く変わった。


本能のまま、"読みたい本"を選んでいる。

今、借りてる本。
もちろん、あわよくば作ろうと思っても
いるけれど、絵本か、写真集のように
眺めている。
最近のレシピ本は、写真も素敵で、
こんな風に撮りたいと、憧れる。

前書き、後書き、コラム、
プロフィールや、経歴、

好きなことを生業としている人の
これまでの道のりを、少しだけ感じる。

もう、ちょっとした物語なのだ。


私は選ばなかった生き方。

好きなことを仕事にしている人が、
これまでの事を、一冊の読み物にしても
多分手に取らない。


こういった、レシピ以外の、

ちょっとした
エピソード、コラムなどの読み物と、
大きくて、美味しそうな写真の
レシピ本は、1990年代の初め頃から
売り出されるようになった。

これは、私が大事にしている2冊
(1992年出版)

この2冊は、同じ文化出版社から。
そして、デザインも同じ会社が手掛けていた

レシピでもかなりお世話になったし、
思い出が深過ぎて、ずっと手元にある。


この2冊は、2000年代に購入した。
正直、本のレシピはほとんど作っていない。

人柄とか、この著者の人生に、
憧れてるし、好きなんだと思う。


多分、野球少年が、大谷翔平選手の本を
読むような、そんなことなんだよね。

私が憧れてた場所にいる人の本。


海外在住の人の、レシピ本とかも大好き。

レシピは、ネットでいくらでも
見つかる今、
敢えて製本されたレシピ本を手に取り、
自分も、ちょっとだけ丁寧な暮らしを
してるつもりになる。

これからも、
その人の世界が見えるような、
そんな絵本、もとい
レシピ本を、探して読みたい。

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