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ハチの恩返し。
毎日暑い。
言っても仕方ないとわかっちゃいるけど、やっぱり口から出てしまう。
あっづー!!!!!!
そして自ら発した言葉の暑苦しさに、また
あっづ−!!!あっづー!!!あっづー!!!
とやまびこ返ししてしまうような今日この頃。
ムダに暑さ倍増させて、おおぅ・・っとなっているアラカンはこちらです。(やめろ)
そんなあっつい日の朝のこと。
植木の水やりをしていたら、しばらくして、ハチがぶーんと飛んできた。
一瞬その羽音にひるんだけど、こちらから何もしかけなければいきなり刺してくることはあるまいと、じっと身をひそめ見ていると・・・
植木の上に飛んできたハチはワタシに軽く会釈して、葉っぱの上にたまったお水を飲みだした。(ついにこの暑さでハチとコンタクトが取れるようになったワタシ・・)
すぐに飛び立つかと思ったのに、想像以上に長い時間お水を飲んでる姿を間近で見ていて、ワタシは思った。
「うん、いいことした」
そう、そしてこの感動を誰かに伝えたくなった!
略して言うと、
「わたし、いいことしたよ!!!!」
である。
このタイミングでお水を撒いたワタシ、グッジョブである!ということを誰かに伝えたくなったのである。
すると運よくそこにムスメがいた。
「ねぇねぇ!いまワタシ水まきしたらね〜、ハチが飛んできて、すっごくおいしそうにゴクゴク葉っぱの上のお水を飲んだんだよ~!
ハチにいいことしたから、ハチの恩返しあるかな?!」
「・・・ハチの恩返し?」
「うん!さすがにハチには鶴みたいな織物は無理だろうから・・・あ!そうだ!ハチミツ持って来てくれるかも!!!」
それを聞いたムスメは冷静に言った。
「・・それ、ただのカツアゲでは・・・」
ハハ、善行のご披露のはずが、カツアゲ疑惑勃発。
ひどいわ・・・。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
そんなことを話して数日後。
実家に行って86歳のハハと話していたら
「今年はお庭の紫陽花に虫がびっしりついちゃって、葉っぱがレースみたいに食べられちゃったのよ!!でももう仕方ないわ、今年はこの虫に食べさせてあげようと思ってあえて薬を撒かなかったの!
そしたら、あ!ほら!!アゲハが来てるでしょ?
ほらほら!!あれね、ありがとうって言ってきてるのよ!!」
と言い出した。
でた!恩返し系の話だ!と思ったワタシは
「きっと鶴みたいに、何か恩返しの品を持ってきてくれるかもよ??」と水を向けると
「あらやだ、そんな下世話な。お礼を言いながら飛んでるのよ!」
と優雅なお返事が返ってきた。
まぁハハの場合は、恩返しを要求しているのではなく、単にお礼を述べにきている、と感じるという点で、ワタシより人として遥かに上品であるということ否めないが( ´∀`)
うん、でもきっと。
明日にははちみつが・・・。(希望を繋いでいくタイプ)
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