神代植物公園の桜:: みどころ案内
東京には公園が多々あるが、特に桜に名所の一つでもある。桜の名所というのは全国津々浦々あり、東京都もそうなのだが神代植物公園は比較的ノミネートされてない様にも感じる。
ここの桜の特徴はソメイヨシノも見事だが、何といってもしだれ桜と八重桜の種類の多さとそのコラボが圧巻なのである。また、特筆すべきは美しい「神代曙」という種類の原木があるのでも有名。
アクセスは、京王線調布駅から吉祥寺駅行きのバスに乗り、「神代植物公園前」下車。もしくは中央線吉祥寺駅から調布駅北口ゆきバスに乗車して同じく「神代植物公園前」下車。いずれもバスでのアクセスであるが、車でも専用駐車場があるからアクセスできる。
入園料は大人500円、65歳以上は250円となっている。
基本的に月曜日が休園である。
詳しくはHPで桜の開花情報・見頃情報もシーズン中はUPされるのでチェックしてから出かけよう。
実際に撮影に行く場合、園内が広いのでマップが撮影ポイントの確認をしておこう。
以下からPDFの園内マップをダウンロード出来る。
◆圧巻のしだれ桜
まず見ごろ時期に最初に行くべき場所はしだれ桜など群生している地帯である。
この植物園には出入り口が2箇所ある。正門と深大寺門であるが、いち早くしだれ桜の場所まで行くには正門から入った方が比較的早く行けるし、撮影ポジションも良い。
見ごろ時期は、人出も多くしたがってカメラマンも多い。9時半開園前から正門には長蛇の列。知っている人は駆け足でしだれ桜の所まで行く。もし人の入ってない景色を撮影するには、少なくとも開園30分前には正門に並んで、開園と同時に急いで下記の黄色いルートを行き、ブルーのポイントにたどり着くのが良い。
園内は広いし、ルート途中で後ろ髪を引かれるポイントも多々あるけれど、とにかくそれは後回しにしてブルーのポイントまで行く。
すると下記の様な風景を目にする。
上記地図のピンクで囲んだエリアには、ソメイヨシノ以外の種類の桜が混在しており、それらがほぼ同時に開花するので他のお花見スポットでは見られない風景を観賞出来る。しだれ桜以外に何種類もの八重桜や白い花をつける大島桜などが植えられおり、桜以外にも花桃の開花もほぼ同時なので正に百花繚乱の風景が楽しめる。
◆神代曙
次の見所ポイントとしては、神代曙という種類の原木がある。これは染井吉野よりもピンク色が濃く出て一重の美しい花を咲かせる。聞くところによると今後、染井吉野の寿命が全国一斉に来たら神代曙に切り替わると言われている。ここ以外では国立劇場で見ることが出来る。
上記赤のポイントでちょうどトイレの横に位置する。しだれ桜のゾーンに行く途中なので、とりあえず速写してしだれ桜を撮影した後ゆっくり撮影することが多かった。
◆築山周辺の染井吉野
しだれ桜ゾーンのすぐ横に広い芝生地域があるがそこから築山方面にも染井吉野の群生を望める。
築山には比較的早咲きの桜や山桜などが植えられているが、麓一帯は染井吉野の林となっており、それを芝生地域から撮影すると以下の様になる。
遠景を望むポイントは、地図で示すと以下の様になり、黄色い矢印の方向からピンクの部分を撮影している。
もし時間と体力が残っているならば、上記のブルーで囲った遊歩道にいってほしい。写真は割愛するが染井吉野の美しい並木道があり一見の価値はある。
園内には他にも多々見所があるが、上記の主要な3地点のみでも相当撮影に時間をかける事になると思う。もちろん時期は春であるため桜以外の花桃やコブシ、木蓮、カタクリ、ミツマタ、ボケなども見ごろ時期であるだろう。
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