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イカの墨煮の話と、とうとうサンドにイカ入った話。

グラフタヌーン。休日の午後、いかがお過ごしでしょうか。

少し時間が空いてしまいましたが、6月の「マイ・イカの日」のお話の続きを。

↑5月のイカの日で取り乱してからの、6月のイカの日は、賞味期限1日切れで鮮度ダメダメにしてしまったイカを使ったイカの墨煮リベンジをした、というところまでお伝えしえおりました。 

コメント欄には、イカ墨の行方を案ずるお言葉もちらほら。分かります。あのコウイカからのイカ墨採取の瞬間にお立ち会いいただきました方々には、あまりに衝撃の事実であったに違いないと拝察いたします…😔

そして、ずっと憧れていたユイじょりさんの思い出の味をようやく作れる機会なのに…。すみませんです。また新鮮なイカで、再度作ってみます。

↑前回も載せた、賞味期限1日切れたイカ

ご存知の通り、捌くところから載せられているようなイカ料理の記事やレシピでは、確実に新鮮なイカが使われています。

イカが新鮮でない場合、捌くシーンは割愛されているはずですし、わざわざ「これは鮮度の低いイカです」とは自ら申し出ないのがマナーでしょう。

今回は掟破りも掟破り。

見るからに鮮度のよいイカを買ったにもかかわらず、いざ帰宅してみたらどっと疲れが出てしまい「明日にしよう…」、そして翌日も「やっぱり明日に…」なんて気持ちになりかけてしまうことも、あります。それはなぜだか分かりますか?

「にんげんだもの」

しかし、にんげんなのですが、そこに少しの頑張りを奮い立たせ、料理までせずとも、せめて捌いて冷凍というところまでは、耐えて頑張っていただきたい。自分への戒めとしても、このように記録する次第でございます。

実際、皆さまに限っては、このような事態に陥らないかとは思うのですが…。

では……。解体です。

↑ご覧ください。目が虚ろです。

買ってきた時って、本当にランランとした眼をしていますよね。それがこれです😩

目が座っているというか、ちょっと半目状態になるんですよね。そのため、落ち窪んだ印象に。目の周りの白い膜みたいなの自体が、ほぼない感じです。

それと、骨がもろくなります。

いつもなら美しい軟骨が採取できるのですが、ポロポロと折れて抜き取ること自体がほぼできません。

さらには、筋や内臓もボロボロ。

肝は塊で出てきましたが、それ以下の部分が一緒について出てきてくれません。

↑ご参考までに、過去の新鮮なイカ様たち

「急に引き揚げられて、こんなところに連れてこられてマジ怒ってんだからね💢」って目が訴えてるし、肝もムチムチ、その下の臓器も離れることなく取り出せています。

↑解体後

内臓の色が胴に染み込んでいます。薄皮を剥がしても、この色は取れません。

ここまでで、お料理のモチベーションは随分下がります。

しかし!切り替えて参ります!

ここからは、「おいしくなーれ🧙‍♀」と念じることにより、鮮度の低さをカバーします。

ちょっと準備漏れしてるのあるので、清く正しいレシピは、ユイじょりさんのnoteへ!

↑にんにく、鷹の爪、エシャロット炒めます

↑チョリソーを入れる、とありましたので

↑こちらを使ってみました。

創業昭和30年小玉精肉店。これ、おいしかったです。

↑元気をなくしてしまったイカも、加熱したらなんのその!

大変いい香りです。

↑白ワイン!

↑赤いもの!一式!!

ユイじょりさんのレシピでは、完熟トマトとトマトペーストとありましたが…

↑数日前に野菜室で見かけて、「あれ、無意識のうちにトマト買ってたか!」と思いこんでたこちら。

↑パプリカでした。

トマトペーストも切らせており、トマトケチャップで代用。

だけどフライパンに入れてみると、完熟トマトとトマトペーストが入っているように見えるからオッケーでしょう。

…じゃないですよね。見た目じゃない…味変するでしょうが。

今度新鮮なイカで再チャレンジする際には、こちらもきっちり修正して臨みたいと思います。

そしていよいよ、赤を黒に。
無印のイカスミ…だと思っていたらパスタソースだったこちら。

…を使ったかと思いきや!!

↑まさかのコウイカ様のイカ墨!

ARIGATO! ARIGATO!
出てきてくれて、ARIGATO!
OTSUKARESAMA!!

なんとですね…出てきたのです。数日前に。

うちのスライド式の冷凍庫、上部に浅いトレーが装備されているのですが、どうやら勢いよく開け閉めした時などに、奥へ飛ばされてそのまま落下していた模様。

この料理する数日前に、トレーに物を入れすぎて、閉じるときに何かが引っかかったのです。それをガチャガチャしてたら奥に物が落ちてしまった…。

それをどうにか拾い出したときに、「もしや?!」と思い、探ったら……こんなところに…。よくご無事で………😭

冷凍庫の下の野菜室とは完全に独立しているので、ちゃんと冷気の中にいたご様子。

↑カチカチのままでした。

やっぱりイカ墨は黒いのです。茶色く変色したりはいたしません。

…ということで、半分にカットして使います。

↑やっぱりイカ墨は黒いのです。目の錯覚とかも起きないのです。

だけど、ちょっと黒さが物足りない…

↑ということで、結局もう半分も入れました。

↑そこに仕上げのすりおろしりんごを。

↑でき上がりです。本当に念願かなって!

↑祝杯をあげます。

アサヒスーパードライゼロにて…。野菜スティックも一緒に。燻マヨで。

↑同時進行でこちらも。

沸かしたお湯にイカを投入。すぐに火を止めて1分ほど放置でプリプリに。

↑イカポテサラです。

こちらは私のイカ料理のバイブルから…と言っても、ポテサラは今更レシピを見るまでもなく。ポテサラにイカか〜!という発見をいただきました。

翌朝、早速ランチサンド作りにも。

↑全粒粉のサンド用食パン(10枚切りというだけ)にバター塗り

↑千切りキャベツ

↑ボイルイカ入のポテサラ!

あんなに元気がなさそうに見えたイカなのに、ポテサラの中では真っ白に輝いています✨✨✨

↑イカ墨に入れたKODAMAをスライスしてのせ

↑もう一度キャベツ千切りのせ!

↑できあがりー。

↑おまけにおやつも。クリームチーズ塗り!

↑アプリコットジャム塗り!

↑ミニおやつサンド!

↑そのまま食べられる、種なしぶどうも

↑またまたそびえ立つ、ランチタワー。

スープが牛すじ煮込みスープなのでかなりのボリュームランチです。

↑昨夜のサフランピラフミックスを入れたご飯は、朝丼に。

鮭フレーク入れてみました。

↑ニラ幸子の残りとザワークラウト、インゲンの黒胡麻和えを載せ。
ポテサラもちょっと食べました。

いうことで、お騒がせしたイカ墨不明事件でしたが、無事にイカ墨と再会でき、美味しいエウセビオおじさまのイカ墨煮(風)となりました。

イカは鮮度のいいものを、鮮度の良いままに使いましょう。

今回は賞味期限切れ、見た目もやばくなりかけていましたが、墨煮とポテサラ完食してもなお、私の命は無事であることをお伝えしつつ、賢明なイカ連の皆様方におかれましては、同じご経験をなされませぬよう、引き続きおいしそうなイカ料理を見せていただけますと幸いです。




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