ちょぼ先生の自己流おさかな図鑑 vol.35
・標準和名
カエルアンコウ
・漢字
蛙鮟鱇
・学名
Antennarius striatus
・分類(仲間分け)
アンコウ目カエルアンコウ亜目カエルアンコウ科カエルアンコウ属
・大きさ
体長15cm程の中型魚。ソフトボールくらいの大きさ。
・生息地(レア度)
温帯の砂底の海洋に住む。水深200mまでの浅瀬に生息。
日本各地にいる。南日本に多いイメージ。
・ちょぼ's メモ
独特の形状でカエルのような顔付き。砂底を這うように泳ぐ。そのキャラクター性の強さから、ダイバーにも人気があり、水族館でも多く飼育される。水槽の底の方でジッとしているので、めちゃくちゃ写真を撮りやすい。まぁ向こうは見えてないから何とも思っていないだろうが。
頭部に誘引突起(房状のふわふわしたもの)があり、ルアーの役目を担い小魚をおびき寄せて、近付いたところをガブリと噛み付く。その戦略は見事なものである。
あと体色も岩や砂と保護色となっている。
浜名湖に拾えるくらい大量にいるとの噂を聞きつけ、わざわざウエットスーツを買って出かけたが、拾えたのはゴミだけだった。大学時代のいい思い出である。
三重県尾鷲市の三木里海岸で、素潜り中に見かけて銛で突いたら跳ね返ってきた覚えがある。とても頑丈な体付きである。
食用としているところはなく、あまりおいしそうではなさそうなので、食味は謎である。グロテスクな魚でも味は良いみたいな例はあるので、何の情報もないということは不味い可能性が高いと思う。
※写真は、鳥羽水族館で撮影。
カエルアンコウの捕食シーン
stand.fm(スタエフ)で、ホームルーム風のラジオ番組やってます。もし良かったら聴いてみてください。