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書いたとたんに忘れていくエッセイ

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#思考

思考深度

最近、思考深度というか、問いを重ねることで人は思考や現実に対する解像度が上がっていくのではないかと考えている。

これはおそらく、ハイデガー「存在と時間」の影響だろう。あの本はまったく理解できなかったが、最初に「存在と時間」とはなにか、という問いにはじまり、それを検証する問いが生まれ、さらにそれを検証する問いが生まれ、と延々と問い続けたのだった。
もしくは、冒頭謎めいた舞台設定を提示しておきながら

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問いとは光である。

問いとは光である。

問いとは光である。
すべての問いは、疑問・観察からはじまる。
問いに似たものとして、疑いがある。疑いは否定的なニュアンスがある。問いはまっすぐだ。バイアスがかかっていない。
問いの反対は沈黙、無関心。興味がなければ問いも生まれない。
問いは対象への興味からはじまる。対象に光を当てる行為だ。
問いとは、対象の形を明確にするために使われる。
だから対象について調べて、疑問点を解決する。他者に問うことも

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