『現代短歌新聞』2024年4月号
①川本千栄「沖ななも『百人百樹』評」
〈もしも私の友人に、短歌に興味があるけれど何を読んだらいいか分からない、という人がいたら、そっとこの本を差し出したい。〉
アンソロジーのテーマが「樹木」というセンスの良さ。いい歌と評のコラボレーションが楽しめる。
②「吉川宏志の推敲アドバイス」
〈擬人化をやめて、写実的に歌うのがオーソドックスな方法です。(…)逆に、もっと飛躍した比喩を使う歌い方もあります。〉
改めてそうだなあと。自分の歌では分からないが、人の歌なら分かる。歌会のようなものだ。
③小塩卓哉「短歌文法道場 カ変動詞の使い方」
〈結句の「来」は、「こ」とも「き」とも読むことが可能です。下に接続する「し」は過去の助動詞「き」の連体形です。「き」は、カ変とサ変については、未然形と連用形の両方に接続できるという規則があるために二通りの読みが可能となるのです。〉
この辺、いろんな人が書いている。メモとして残しておきたい。
2024.4.26. Twitterより編集再掲