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『うた新聞』2024年3月号
①今井恵子「結社の意義」
〈一般に近代短歌のはじまりと考えられる「浅香社」結成にあたって、それを〈結社〉と呼んだのかどうか。後になっての呼称であれば、近世の〈歌塾〉が近代の〈短歌結社〉へ移行するのに何時頃どのような経過をたどったのか。〉
たしかにその点は気になるところだ。昔読んだ資料で結社とは名乗ってなかったとあったような気がするがうろ覚え。浅香社のように○○社という名前は、明治時代の流行りの命名のように感じる。結社もその頃は新しい印象の言葉だったのではないか。
②松澤俊二「短歌(ほぼ)百年前」
〈先生とは落合直文。(金子)薫園は中学を病気のために退くと、明治二十六年の秋に直文の浅香社に入門。まだ十代の若き門弟だった。〉
今回は師弟関係の話。これ以外にも佐佐木信綱と五島美代子、島木赤彦と小原節三、島木赤彦と鹿児島寿蔵、伊藤左千夫と齋藤茂吉のエピソードが取り上げられている。
先日も他誌で島木赤彦と坪野哲久の師弟エピソードを読んだが、とにかく歌人同士の師弟エピソードには惹きつけられる。もっと色々知りたいものだ。
2024.4.4. Twitterより編集再掲