
『未来』2024年6月号
嶋稟太郎「時評 モダリティを読む」
〈「モダリティ」は日本語だけでなく世界中の言語にも当てはめられる通言語的な概念である。〉
〈桑原憂太郎は(…)口語の文末処理の一つの方向性としてモダリティの活用を挙げて、「作品を独り言や他者への発話といった話し言葉で叙述する」と定義した。〉
モダリティは桑原によって短歌評論の場に持ち込まれた概念だが、嶋は一首の読みを通してかなり深く短歌におけるモダリティを考察している。今はまだ新しい概念だが、今後短歌の読解に必須になっていくだろう。
2024.6.10. Twitterより編集再掲