『短歌往来』2024年11月号
①人魚(サイレーン) スターバックスコーヒーでノマドワーカーならねど詠ふ 柳澤美晴 スタバのマークは人魚だが、あれはサイレーンだったのか。人を引き込んで長居させるのが目的だろう。そこで歌を作る主体。ノマドと歌人の労働形態は同じなのだ。
②安田純生「結社誌最新号 白珠」
〈和歌はもちろん、さらに狂歌も視野に入れて近現代の短歌を捉えたい。〉
この狂歌も視野に入れて、というのは私が安田から学んだ視点だ。安田から学びたいことはまだまだたくさんある。
③勝又浩「歌・小説・日本語 91」
〈こうした研究の背景には、ドナルド・キーンも言うように、日本が日記の国だという事実もあると思われた(…)〉
世阿弥研究が個人の日記や記録を基に今でも進展しているという話だが「日本が日記の国」という捉え方にハッとした。
2024.11.18. Twitterより編集再掲